こんにちは、天神歯科・矯正歯科です。😆🍀
みなさんご自身の滑舌には自信がありますか?
もし発音しにくい言葉があったり、よく言葉を聞き返される方は
舌やお口周囲の機能に原因があるかもしれません。👅
今回はどこに原因があるのか、またその改善方法をMFT(口腔筋機能療法)と共にお話していきます
目次
MFTとは
最初に、MFTとは何かご説明していきます。
MFTとは(Oral Myofunctional Therapy)の略で日本語だと口腔筋機能療法という意味になります
具体的には食べる、飲む、発音(滑舌)、呼吸、をする時の舌や口唇の位置をトレーニングによって改善していくものです。
逆にこれら食べる、飲む、発音(滑舌)、呼吸にやりずらさを感じている場合はMFTで改善することができるかもしれません。🍽️🍵
MFTを使って舌やお口周りの問題を見分ける
それではさっそくMFTを使ってお口周りのどこに問題があるのか見ていきましょう
実際に舌や発音をしてみてその動きができるかどうかで問題があるのか判断していきます
1、舌の先を口角につけることができる→舌のコントロール〇
2,舌の真ん中を棒状の物で抑え、抵抗するように舌を上に持ち上げる→舌の挙上力〇
3,奥歯をカチカチ噛んだ時、こめかみに指をあてると動きを感じる→咀嚼筋〇
4,唾を飲み込む際に舌が前に出ない→飲み込む機能、舌の突出〇
5,タ行、サ行を発音する時舌が前に出ない→口輪筋、発音〇
一例ではありますが、これらの動きがうまくいかない方は舌もしくはお口周りの筋肉などに問題があることがあげられます。
もし舌やお口周りの筋肉、舌の癖等に問題がある場合はそれらをトレーニングで改善することができます。🏋️✨
舌のトレーニング
では滑舌などを改善するための舌のトレーニング(MFT)をいくつかご紹介していきます。
簡単にできるものもありますのでぜひやってみてください
舌の位置
舌の位置を意識したことはありますか?これは矯正においても大変重要なことなのですが
患者さんに質問してみるとほとんどの方はありませんとおっしゃいます。
そして実際に舌の位置を確認してみると正しい位置に置けていない方がほとんどです。
では、舌の正しい位置はどこなのかというと上顎の前方のスッポトと呼ぶ部分になります。👅
この位置に舌を置きそのまま唇を閉じると、自然と上下の歯がかみ合わない位置で止まると思います。
この位置で鼻呼吸をしているのが正常な状態です。
大事なのは舌の先を丸めたり尖らせたりせずにスポットにつけることです。
舌の筋肉が弱い方は初めは顎や舌が痛かったりやりずらさを感じるかもしれませんが、
毎日舌をスポットに着ける訓練をしていると自然と舌がその位置につくようになり
朝目覚めた時舌がスポットに自然についていることを体験できます。
MFT①(舌のトレーニング)
舌を置いておく位置が分かったら、さっそくMFTをやっていきましょう。
舌をスポットの位置に置いてお口を大きく開けたまま10秒間動かさないようにし、これを一日10回おこないます。
やりすぎても顎などが痛くなってしまうかもしれないので回数は一日10回で十分です。
それでも痛むようなら秒数や回数を減らして徐々に増やしていきましょう。
MFT②(唇のトレーニング)
顔の筋肉を縮めて伸ばすトレーニングです。
1,顔をぎゅーっと縮めます。
目をギュッと閉じて頬をすぼめます
2,ほっぺたに空気を入れて思いっきり膨らませます。
目は見開いて下さい。
こちらのトレーニングは1,2を1日3セット行います。
こちらもやりすぎには気を付けてください。
これらのMFTは一日に何十回もやるより継続して1カ月ほどやる方が効果的です。
湯せんにつかっている時や、寝る前などタイミングを決めて根気よく続けましょう。
まとめ
以上が滑舌とMFTのお話になります。
滑舌が気になる方はぜひトレーニングを続けてみてください。
根気が必要ですが、早い方だと1カ月で効果が表れる方もいらっしゃいます。🙂✨