こんにちは(*^^*)
福岡県福岡市天神にあります『天神歯科・矯正歯科』でございます(^_-)-☆
皆様の中に、受け口やしゃくれにお悩みの方はいらっしゃいませんか?(。´・ω・)?
見た目はもちろん、食べ物を噛みにくかったり、発音が上手くできなかったりして気にしている方もいらっしゃると思います。
しかし残念なことに「受け口を治療したい!」と思っても、
ご家族や周りの人には病気であるということが認識されず、反対されてしまうことも珍しくありません(>_<)
今回は受け口がもたらすトラブルや、将来歯を失った時に入れ歯が入れにくいという点についてお話していきます。
受け口ってどんな状態?
受け口とは、噛み合わせた時に上の歯よりも下の歯が前に出ている状態をさし、専門的には「反対咬合(はんたいこうごう)」と呼ばれています。
似た言葉に「しゃくれ」というものがありますが、厳密にはこの2つは同じではありません。
しかし同時に下顎がしゃくれていることも多いため「しゃくれ」と表現する方もいるようです。
見た目の問題だけではない!受け口のもたらすトラブル
受け口の方は、見た目にコンプレックスを持ちやすい傾向があります。
当院にいらっしゃる患者様の中にも「口元が気になって上手く笑えない」「つい手で隠してしまう」などとお悩みの方は少なくありません。
しかし本当に怖いところは、一番大きな問題は見た目ではないということです( ;∀;)
この項では、受け口のままにしているとどのようなトラブルに繋がる可能性があるのかご説明していきます!
虫歯や歯周病になりやすい
歯磨きがしにくく、磨き残ししやすいため虫歯や歯周病のリスクが高まります。
また、口内が乾燥しやすいことも関係しています。
口内が乾燥しやすい
お口をしっかり閉じにくく、開きがちになります。
そのため口内や唇が乾燥しやすい傾向があります。
奥歯に負担がかかる
前歯でしっかり噛むことができないため、奥歯に過剰な負担がかかります。
奥歯がすり減ったり、被せ物の破損などにも繋がります。
発音しにくい
空気が漏れてキレイな発音ができなかったり、滑舌が悪くなったりすることもあります。
相手が聞き取りにくく、コミュニケーションに支障が生じてしまうこともあるでしょう。
消化器官に負担がかかる
食べ物をしっかり噛み砕いてから飲み込むことができず、消化不良などを起こしやすくなります。
顎関節症の発症に繋がる可能性がある
アンバランスな噛み合わせにより、顎関節に負担がかかります。
それが積み重なり、顎関節症を発症してしまうリスクもあるのです。
精神面でも影響する
口元にコンプレックスがあると、自信が持てなくなったり、控えめになってしまったりすることがあります。
反対にコンプレックスが解消されると、積極的になる方もいらっしゃるのです。
このように、噛み合わせが悪いまま放置することで生じるデメリットはたくさんあります。
見た目にコンプレックスを感じていなかったとしても、そのまま放置しておくことにはリスクしかないのです。
歯科医が予想! 受け口のままでいると将来こうなる
多くの患者様を拝見してきた中で、当院のある歯科医師が感じているある傾向から、受け口の方の将来予想をしてみました。
一つの例として参考にしていただけたらと思います。
10~20代
多感でコンプレックスを強く感じやすい時期です(;´・ω・)
まだ自分一人で治療を決めたり、費用を負担したりできる年齢ではありません。
悩んだ末、家族に相談するも「費用がかかる」「そんなに気にならない」などと治療に同意してもらえないことも(-_-;)
手術への恐怖心もあり、どうにかしたいと思っていながらも何とか乗り越えていく人が多いです。
30代
引き続きコンプレックスを持ちながらも、仕事が忙しかったり、結婚などのライフスタイルの変化もあり、治療のタイミングを逃しがちです。
40代
気になっていながらもやはり治療に踏み切れず、段々諦めがついてきて「しゃくれキャラ」を受け入れるようになってきます。
50代
特に虫歯になったわけではないのに歯が抜ける、などの症状が見られ始めます。
まさか受け口が関係しているとは思いもせず、差し歯やブリッジなどで歯を補いながら乗り切っていきます。
60代
今まで使ってきたブリッジや差し歯が使えなくなったり、再治療が必要な状態になってきます。
歯を気にせず美味しく食べたいけれど、以前のようにはいきません(+o+)
70代
残っている歯が少なくなり、ブリッジなどで歯を補うことが難しい状態に。
歯科医院で「そろそろ入れ歯にしましょう」といわれ、ショックを受けます;つД`)
上記はあくまでも一歯科医師の臨床経験に基づく予想であって、必ずこうなるというものではありません。
しかし最終的に入れ歯が必要になっても、入れにくくなってしまう可能性があるのです。
受け口は入れ歯が入れにくいって本当?
結論からお伝えすると、入れ歯が入れにくくなるというのは本当です。
なぜなら、入れ歯を安定させるためには、上と下の顎の位置が合っている必要があるからです。
健康保険の適応内では、用いる材料や手順などが決められているため、そのような条件で安定する入れ歯を作ることは難しくなります(-_-;)
もし入れ歯を作るのであれば、健康保険の適応外である「自由診療」で作製した方が良いかもしれません。
自由診療では、使える材料も手順も決められていないため、より患者様のお口に合うような入れ歯を作製できるからです。
また顎の骨の量が十分にあれば「インプラント義歯」にするという選択肢もあるでしょう(◎_◎;)
インプラント義歯とは、インプラントを埋入した上にアタッチメントや入れ歯を入れる方法です。
歯ぐきだけで入れ歯を支えるよりも安定性が高く、外れにくいため噛みやすいという特徴があります。
ただし自由診療のため、費用は高額になります。
受け口は治療が可能です
受け口は「顎変形症(がくへんけいしょう)」という病名がつく、治療が可能な症状です。
ところが、病気だと認識されずそのままにされていることもあります。
受け口の原因は様々ですが、その中でも遺伝的な要因が強いからです。
家族や周りの人も受け口のため「それが普通だ」と誤った認識をしてしまう人もいらっしゃいます。
受け口の治療方法
受け口にも程度があり、軽度や中等度であれば矯正治療での改善が見込めることもあります。
しかし重度の場合は、矯正治療に加えて外科手術も必要です(>_<)
これを「外科矯正」といいます。さらに患者様によっては、言語療法士の指導も行うことがあるでしょう。
手術をするためには、全身麻酔や入院をしなければなりませんし、矯正治療の期間も数年かかります。
そのため簡単に決断できるものではなく、勇気を振り絞って治療に踏み切る方がほとんどです。
詳しくはこちらの記事も合わせてご覧ください。
『健康保険が適用されるかも?顎変形症の費用について』
受け口の方はどうぞ気軽にご相談ください
今回は、受け口がもたらすトラブルや将来のことについてお話しました。
受け口にコンプレックスを感じていても、30代以降になると忙しさなどから治療に踏み切ることができず、
諦めてしまう方が多いように思います(-_-;)
しかし一番の問題は見た目ではなく、噛み合わせが異常であることによって歯を早く失ってしまう可能性が高いことです。
今から将来のことまで考えている方はあまりいらっしゃらないかもしれませんが、
気になった時にはぜひ矯正歯科に相談にいってみてください。
特にお子様に症状が見られる場合は、早いうちに一度歯科で診てもらうことをおすすめします!
天神歯科・矯正歯科では、受け口にお悩みの方や歯並びが気になる方を対象に、
随時カウンセリングを行っております。どうぞ気軽にご活用くださいね(^^♪
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