こんにちは 天神歯科・矯正歯科でございます。😀
秋風が朝晩感じられる季節となり、皆様ハローウィーンの準備を着々と進められていることと存じあげます🎃
”歯科矯正が健康保険の対象になるらしい!”という噂を耳にした事はありませんか??
歯科医師が真偽を詳しく解説致します💖
『顎変形症』とは??
1.下の顎が上の顎より前に出て、いわゆる ”しゃくれ” になっている状態。
”しゃくれ” には2パターンあります。
①歯の傾きだけの問題で下の歯が上の歯を覆っている状態。骨は問題なし。
②先天的な骨の成長異常により下の顎が過成長している or 上の顎が劣成長している状態。+ 咬めない 等の口腔機能に問題がある。
②の場合のみ健康保険が適用されます。⇒なぜなら、咬めなくて食事が出来ないと健康に問題が出るからです。😖
「見た目」 を気にしての矯正は健康保険適用外です。✖
2.上の顎が下の顎よりはるかに前に出ている状態。
3.下の顎が上の顎より劣成長して、”あごなし”になっている状態。
4.顎の骨の異常でお顔が左右どちらかに曲がっている状態。
注意点
1.矯正歯科での診察によって顎変形症と診断されること。
・レントゲン撮影、CT撮影、歯並びの検査、咬み合わせの検査。
2.口腔外科での外科手術(骨切り)を行う事。
・健康保険適用では、表側矯正のみ。マウスピース矯正や舌側矯正は適用外。
3.矯正の目的が「見た目」ではなく、「かみ合わせ」の改善である事。
4.厚生労働省指定のクリニックである事。
5.過去に歯科矯正治療をしたことがある方はクリニックによっては健康保険適用外となる事がある。
顎変形症の原因
*ほとんどは原因不明です。😢
①遺伝的要因
②幼少期の口呼吸、指しゃぶり、舌癖などの悪い癖
③先天的に口唇口蓋裂
④顎の骨折
・幼少期には異常が見られずに、顎の骨が一気に成長する思春期以降に発覚することが多いです。
外科的矯正治療のメリット
①手術跡が残らない事。
・お口の中からアプローチする為、皮膚には傷跡は残りません。⇒自己申告しなければ絶対気づかれる事がありません。
②咬み合わせや発音の機能が改善される。
③歯並びも良くなる。
④見た目も改善される。
外科的矯正のデメリット
①期間がかかる。
・外科手術前と後には歯科矯正を併用しないといけないので数年かかります。
②費用がかかる。
・全身麻酔、入院費用、手術費用、歯科矯正費用 がかかる。
・高額療養費が適用されますが自己申請が必要です。
顎変形症は治療をしなければ死に直結するものではありませんが、
かみ合わせや発音の機能の改善、副産物として得られる見た目の改善により精神的負担の軽減など長い人生ではかなりメリットを感じられる治療だと思います。💗
健康保険適用になる一般的な症状を記しましたが、診断するドクターや医療機関によっては判断が異なることがあるので健康保険適用か否かは聞いてみてくださいね。
当院へのご相談もお待ちしております😊