こんにちは!
天神歯科・矯正歯科です。
本日は「プラークコントロール」についてお話します!
目次
プラークコントロールとは?
「プラークコントロール」という言葉を聞いたことはありますか?
まず「プラーク」とはお口の中の細菌の塊の事を指します。
食べ物のカスと間違えやすいですがそうではありません。
そのプラークがお口の中に残ったままの状態が続くと
むし歯や歯周病を引き起こす原因になります。
その「プラーク」がお口の中にたまらないように
「コントロール」することを「プラークコントロール」と言います!
プラークコントロールを行う方法
プラークコントロールを行う方法は以下の通りです。
①毎食後ブラッシングをしっかり行う
プラークをためないようにする為にはブラッシングが欠かせません。
毎食後に歯磨きをする習慣をつけることでお口の中のプラークが少ない状態を維持できます。
ここで一つポイントなのが正しく歯磨きを行う事です!
1人ひとり歯並びが違うように磨き残しをしやすい場所や磨き癖がそれぞれあります。
定期的に歯医者に通い、磨き方をチェックしてもらうと磨き残しをしにくくなります。
②フロスや歯間ブラシを使用する
歯ブラシのみでは落とせるプラークは約6~7割ほどと言われています。
特に歯と歯の間の汚れを歯ブラシだけで落とすことは難しいです。
毎食後ブラッシングをする際にフロスや歯間ブラシを使用することで
プラークをより落とすことが出来ます!
③定期的に歯医者を受診する
毎日ブラッシングを頑張っていても全てのプラークを落とすことは難しいです。
その為定期的に歯医者に行き、クリーニングやむし歯のチェックだけでなく
磨き方のチェックも行ってもらいましょう!
④食生活を見直す
毎食後のブラッシングを頑張っていても
間食が多いとプラークが溜まりやすくなります。
特に糖分が多く含まれるおやつは虫歯の原因になりやすいです。
だらだらとテレビを見ながらお菓子を食べることが
習慣になっている方は見直しが必要です!
⑤洗口剤を使用する
ブラッシングの後に洗口剤を使用することで
お口の中の細菌数を減らすことが出来るものもあります。
洗口剤は様々な種類がありますので、用途に合ったものを選ぶことをオススメします。
中にはアルコールが含まれており、刺激が強いものもありますので注意しましょう!
基本的に洗口剤のみを使用してもプラークの除去は行えないので、
ブラッシングと必ず併用するようにしましょう♩
PCR値って知ってますか?
プラークコントロールは数値で表すことが出来ます。
それがPCR値と呼ばれるものです。
PCRとは「プラークコントロールレコード」と呼ばれ
お口の中のプラークの残存率をを数値化したものです。
お口の中の汚れを%で表し、すべての部位にプラークが付着していたら100%、
全ての部位にプラークが残っていなければ0%となります。
歯の面上から見て、頬側・舌側・近心・遠心の4面に分けて評価します。
手順は以下の通りです。
1、赤い染め出し液でお口の中を染め出す
2、赤く染まった部位を確認する
3、プラークが付着していた部位(赤く染まった部位)を計算し、PCR値を出す
PCR値(%)=赤く染まった部位÷全歯面数×100
プラークコントロールが出来ている状態は、
PCRの数値が20%以下の状態となります。
最初はPCR値20%を目標にすることが多いですが、
数値が低いほどむし歯や歯周病のリスクは低くなります。
その為最終的にはPCR値が5~10%の状態を目標にするといいでしょう!
まとめ
プラークコントロールやPCR値等普段聞きなれない言葉だと思います。
歯科ではよく使われる言葉ですので、知っておくと便利です♩
歯列矯正においてもプラークコントロールが良い状態を保つことはとても大切です。
装置を着けていない状態でプラークコントロールが出来ていないと
装置を装着して治療を始めるとプラークコントロールが悪化し、
むし歯や歯周病のリスクが高くなってしまいます。
プラークコントロールが良い状態を保つために
毎日のブラッシングを頑張りましょう!