ブログ

受け口を治すには手術が必要?


こんにちは!

天神歯科・矯正歯科です!

10月に入り、どんどん涼しくなってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、本日は「受け口を治すには手術が必要?」についてお話しさせていただきます(*´▽`*)

是非最後までご覧ください!

受け口とは

始めに、受け口とはどのような状態のことかご存じでしょうか?

本来、上顎の歯が下顎の歯より前の位置で噛むのが正常の噛む位置であるのに対し

受け口は、下顎の歯が上顎の歯より前の位置で噛んでいて、嚙み合わせが上下逆の状態のことを言います。

受け口の方は一般的に「しゃくれ」とも呼ばれるため見た目的に気にされる方が多いですが、

発音しずらく話ずづらかったり、食べ物を食べるとき噛みにくかったりと機能的にも問題になっている方も多くいらっしゃいます。

受け口の中でも、矯正治療だけで治る歯の位置異常だけが原因の歯槽性パターンのものと

上顎と下顎のバランスの異常が原因の骨格性パターンのものと2種類があります。

歯列矯正 受け口 

受け口の種類

歯槽性の受け口は、歯の生え変わりのときに上顎の前歯が内側に、下顎の前歯が外側に生えてしまう萌出異常により

本来の噛む位置とは逆向きの嚙み合わせになっている状態のことをいいます。

他に原因としては幼少期に下顎を前に突き出す癖や口呼吸などがあったりが考えられます。

歯槽性の場合は上顎の前歯を外側に出し、下顎の前歯を内側にいれることで改善するため歯列矯正のみで治療可能です。

場合によっては歯を内側に入れるスペースを作るために抜歯や歯の表面を少し削って隙間作りが必要になることがあります。

骨格性の受け口は、上顎の成長が少ない上顎劣成長のタイプと下顎が異常に発達した下顎過成長のタイプ、その両方が合併したタイプがあり

下図のⅢがそのそれぞれのタイプになり、原因としては遺伝などが考えられます。

患者様のお口の中の状態や骨格性の不正の度合いは患者様それぞれにより異なりますので

骨格性の不正が強い場合は顎に対してアプローチをせず、歯並びのみを歯列矯正治療しただけでは

嚙み合わせが改善せず十分な治療結果が得られないため

「顎矯正手術」とよばれる手術が必要になる場合があります。

顎矯正手術とは

歯並びを治すのに手術が必要なの?と驚かれた方や抵抗をもたれる方も多いと思いますので

ここからはどのように手術していくかをご説明していきます。

まず、すぐに手術するのではなく術前矯正治療といって手術の前に手術後の嚙み合わせを想定しながら、

歯並びを改善するためにワイヤーを装着して矯正治療をスタートしていきます。

歯並びがある程度整ったところで入院を行い、手術になります。

手術では骨の位置を正常の位置まで移動させたり、下顎の余分な部分の骨を削り短くしていきます。

動かした部分は専用の材料を用いて固定を行います。

手術の後は、術後の顎の位置に対して合う歯並びにするために、緊密な嚙み合わせを確立するために最終的な微調整の術後矯正を行います。

理想的な歯並び、嚙み合わせになるとやっと矯正終了となります!

治療期間が長く、入院や全身麻酔下での手術を伴うので体への負担も大きいですが、

見た目の変化、特に横顔の変化が大きくコンプレックスを一気に解消することができるため

治療後の患者様の満足度が高いのが特徴です。

まとめ

今回は「受け口を治すには手術が必要か?」についてお話させていただきましたがいかがでしたか?☺

受け口と一括りにいっても様々なパターンがあり患者様それぞれのお口の状態、骨格の状態によって治療のアプローチが異なります。

自分の歯並びは歯列矯正のみで治るのか、、、手術が必要なのか、、、

気になる方は、天神歯科・矯正歯科では無料カウンセリングを承っておりますので、

是非一度相談に来られてくださいね!

お待ちしております☆