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9月23日外科矯正セミナーについて


こんにちは。

天神歯科・矯正歯科です。

今回は9月23日に宮城県仙台市で受講する外科矯正セミナーについてお話をしていきます。

菅原準二先生について

講師は東北大学歯科矯正学講座助教授を務め、現在仙台でご開業されている菅原準二先生です。

菅原先生はインプラント矯正の第一人者で世界に先駆けてスケレタル・アンカレッジ・システム (SAS) やサージェリーファーストを考案した先生です。こうした先端治療技術を伝えるために、これまでアジア諸国を始め、アメリカ合衆国、西欧州、東欧州、南米・中南米、中近東、オーストラリアにおいて計250回を超える招待講演を行っています。とりわけ世界最高峰の学会と言われているアメリカ矯正歯科学(AAO)においては、計19回の招待講演を経験しています。

著書は13冊に及びます。

菅原先生の矯正治療で特徴的な手法は2つあります。

1つめは、術前矯正なし外科矯正を進めるサージェリーファーストという方法。

2つめは、菅原先生が開発したミニプレートアンカースクリューです。

サージェリーファーストについて

外科矯正というのは、矯正単独では改善が難しいような症例で用いる手法のことです。

具体的には、著しい骨格性の下顎前突(一般的に言うと受け口)、上顎前突(一般的に言うと出っ歯)、上下顎前突(上下とも歯を支えている骨が前に出ている場合)、顎変位(顎が曲がっている)の症例に用いられます。

矯正単独ではなく、全身麻酔下で手術をして、歯を支えている骨を切って正しい位置で固定をします。

通常外科矯正の流れ

術前矯正→外科手術→術後矯正の順に進んでいきます。

サージェリーファーストの流れ

外科手術→術後矯正の順に進んでいきます。

術前矯正なしで外科矯正に進みます。

サージェリーファーストのメリット

1つは治療期間が従来の外科矯正に比べ早く終わります。その理由は、術前矯正を行うことがないからです。

2つ目は顔貌の変化が早く改善するということです。

従来のやり方ですと外科前の術前矯正で受け口なのに一時的にがたつきを整えながら前に出てさらに受け口になることがあります。

サージェリーファーストですと最初に外科手術をするので、顔貌の変化が早いです。

ミニプレートアンカースクリューについて

菅原先生が考案して方法で、プレート式のアンカースクリューを歯を支えている骨に埋入して固定源を作る方法です。

ネジ式のものと比べ、脱落が少ないという利点があります。その分、強固な固定源として使用することが出来るわけです。

私と菅原準二先生との出会い

私が菅原準二先生を知るきっかけになったのが、菅原先生の著書『歯列矯正治療の失敗と再治療』を前のクリニックで一緒に勤務していた同僚から薦められたことでした。

矯正治療 菅原準二

矯正歯科臨床を始めて3~4年目ぐらいだったのですが、何となく歯列矯正の臨床に毎日に入っていたが、自分が上達したかあまり実感できずにいた時期でした。

菅原先生の著書には、一般歯科臨床をメインにしている先生が着手した治療でセファロ分析等の診断がおそらくされておらず、治療が道を外れてしまっている症例が紹介されていました。

この本を通して本格矯正におけるセファロ分析と分析に基づいて抜歯部位もそうなのですが、固定や顎顔面の垂直的なバランスを考えた治療計画を立案することの重要性を学びました。

この本に出会って以降、何となく歯列矯正を進めていくのではなく、顎顔面のバランスを考えるようになりました。重度の開咬や過蓋咬合といった垂直的な問題点を抱えた患者様に対しても、治療に対する不安がなくなりました。

現在でも他院で治療を断られた患者様を治療を引き受けたり、他院で一度治療をして上手く噛まなかった患者様の修正治療をして患者様から喜んでいただくことが日常的にあります。

菅原先生の矯正用アンカースクリューのセミナーにも参加させていただきました。物腰の柔らかい先生で講義後の質問にも丁寧に答えていただきました。

最後に

当法人では常に最新の知識技術を吸収するため、学会講習会に積極的に参加しております。

セミナー受講後のご報告は、当院のInstagram、ブログ等で発信させていただきます。