こんにちは(*^^*)
天神歯科・矯正歯科です!
本日は「過蓋咬合(嚙み合わせが深い)を治したい方へ」の内容をお話したいと思います。
是非最後までご覧ください!
過蓋咬合とは
過蓋咬合とはどのような噛み合わせか皆さんご存じでしょうか。
奥歯をしっかりと噛んでいる状態で正常な歯並びでは上顎の前歯が下顎の前歯を4分の1くらい覆うのですが
過蓋咬合とは上顎の前歯が下顎の前歯を覆い下顎の前歯が見えなくなっている状態のことです。
原因としては乳歯が生え変わり前の早い段階で抜けてしまい、それを放置してしまうことや
奥歯が抜けてしまった時にそれを放置してしまい正常の嚙み合わせが得られないこと、
また上顎が前方に下顎が後方にずれてしまう位置異常の問題や
上顎が大きく下顎が小さい骨格的な不調和などが考えられます。
過蓋咬合を放置すると、、、
過蓋咬合を放置するとどのようなデメリットがあるのかを説明していきます。
噛み合わせが深い分、奥歯に力が多くかかり負担が多くなり奥歯がすり減ったり奥歯の寿命が短くなったり
詰め物や被せ物が外れやすくなってしまいます。
また、奥歯への負担も大きいため顎のお痛みなど顎関節症の症状が発症することがあります。
他にも下顎の前歯が上顎の前歯に強く当たるため上顎の前歯が前に押し出されて出っ歯になってしまったり
上顎の前歯に動揺がでたり、歯茎に炎症が出てしまう可能性があります。
このように過蓋咬合を放置することはあんまりよくないので治療をすることをオススメいたします。
過蓋咬合の治療方法とは?
さて、過蓋咬合はどのように治療していけばよいかをご説明していきます。
過蓋咬合の場合は歯を歯茎の中に押し込めるというイメージの「圧下」という移動方法を主にしていきつつ
上顎の前歯を前方に出す「傾斜」という移動を行いながら上顎の前歯が下顎の前歯が覆う面積を少なくしていきます。
また、同時に奥歯を引き出すというイメージの「挺出」という移動方法を行い嚙み合わせの高さを調整していきます。
このように「圧下」「挺出」「傾斜」という移動方法を組み合わせながら治療を行っていきます。
他の不正咬合、例えば出っ歯や叢生(歯並びのがたつき)などの治療に比べて
少し治療期間が長くなる可能性があります。
ワイヤー矯正で過蓋咬合を治療する場合、歯茎にアンカースクリューと呼ばれる矯正用のインプラントを埋入し
アンカースクリューを固定源にして圧下したい歯にゴムをかけて引っ張ります。
また、挺出したい奥歯に関しては顎間ゴムと呼ばれるゴムを奥歯にご自身でかけていただきます。
こちらのゴムかけは、1日20時間ほど使っていただくのが理想ですので患者様の協力がないと歯がしっかりと動いてくれません。
次にマウスピース矯正ですが、マウスピースを装着することで奥歯がマウスピースの厚み分沈み込んでしまうため、
本来であれば過蓋咬合の治療向きの装置ではありません。
しかし、マウスピースの設計や患者様のお口の状態によってはマウスピース矯正でも治療することが可能です。
まとめ
本日は「過蓋咬合を治したい方へ」というテーマでお話しましたがいかがでしたか?
過蓋咬合の患者様の中には、歯のがたつきがなくご自身では歯並びに問題がないと思っていて過蓋咬合に気づいていない方が
たくさんいらっしゃいます。
過蓋咬合を放置してしまうことで、歯の寿命が短くなったり顎関節への影響も大きくなったりとデメリットがたくさんありますので
早期の治療が望ましいです。
ご自身で矯正治療の適応か判断が難しい場合もありますので気になった方は是非一度
天神歯科・矯正歯科にお越しください(^_^)v
当院では無料カウンセリングも行っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいね(^^♪