こんにちは!
天神歯科・矯正歯科です(*‘∀‘)
「歯を噛んだとき、前歯がしっかり閉じない」と上下の前歯のすき間が気になっている方へ。
このような歯並びを「開咬(オープンバイト)」と呼び、矯正治療で改善することが可能です!!
「それなら目立ちにくい矯正治療で開咬を治したい!」と思われる方もいるでしょう。
福岡市の天神院では、目立ちにくい矯正のひとつである「裏側矯正」を用いて開咬を改善できます。
今回は、開咬とは?裏側矯正とは?なにかを詳しく知っていただき、天神院の症例を紹介します。
目次
開咬(オープンバイト)とは?
まずは、開咬(オープンバイト)の特徴や原因を解説します☝
開咬の特徴
開咬とは、オープンバイトとも呼ばれる不正咬合(悪い歯並び)のひとつです。
奥歯でしっかり噛んだときに、前歯が噛み合わずに上下の前歯の間にすき間がある状態のことをいいます。
開咬を放置するデメリット
開咬は、常に前歯が開いているため、以下のようなデメリットがあります。
・前歯でお肉などを引きちぎることができない
・前歯でリンゴなど硬いものを噛むことが難しい
・食事中に食べものが口からこぼれやすい
・前歯のすき間から空気が漏れて、滑舌や発音に悪影響を及ぼす
・口の中や喉が渇きやすい
・むし歯や歯周病のリスクが高まる
・しっかり噛みしめられないため、身体のバランスが崩れる
・歯並びの見た目がコンプレックスになる
などが挙げられます。
前歯は、大きな食材を小さく噛んでお口の中に入れる役割があります。
特に、中心の前歯から数えて3番目の歯(犬歯)は、お肉などの食材を引きちぎる役割を果たしています。
前歯がしっかり噛み合わなければ、犬歯で食材を小さく引きちぎることができませんよね。
奥歯で噛んでいるときも、前歯は閉じることはありませんので、口から食べものがこぼれた経験もあるのではないでしょう
開咬の方は、食事に時間がかかったり、食べられる食材に制限がかかったりするため、不便と感じているでしょう。
また、会話のときは上下の前歯のすき間から空気が漏れ出したり、舌の位置が安定せずに前歯のすき間に入ってしまったりして、滑舌や発音が悪くなることがあります。
特に、「タ行」「サ行」「ラ行」など、舌をはじくようにして発音する言葉は、言いにくい傾向にあり、「もう一度、話して」「なんていったの?」などと言われることもしばしばあるでしょう。
さらに、空気が漏れ出すだけではなく、空気を吸い込みやすい状態の歯並びのため、お口や喉が乾燥することも少なくありません。
お口を閉じていれば、唾液が分泌されてお口の中を洗い流す「自浄作用」や「殺菌作用」という効果が得られるのですが、お口を開けているとその効果は薄れてしまうのです。
そうなると、水分をよく補給せざるを得なくなったり、口臭が強くなったり、風邪をひきやすくなったりする傾向があります。
加えて、むし歯や歯周病になりやすい環境を作り出すことにもつながりかねません(;´・ω・)
開咬は、見た目が気になる方がほとんどかもしれませんが、見た目だけではなくお口のトラブルや身体の健康をおびやかすリスクがあるため、早めに改善するのがおすすめです!
開咬の原因
開咬の原因をみてみましょう。
・指しゃぶり
・爪かみ
・唇を噛む癖
・舌を出す癖
・口呼吸
などが挙げられます。
小さなころからの舌の癖や口呼吸が原因です。
そんなことで?と思われるかもしれませんが、お口の中からの舌の圧力と唇の圧力が保たれていないと前歯が前方に出たり、開咬になったりして歯並びが悪くなるとわかっています。
お子さまがよく舌を出していたり、お口をポカンと開けていたりする場合は、早めに癖をやめるようにその趣旨を伝えましょう。
ただし、赤ちゃんのころは、指しゃぶりがよくみられることも多く、不安や恐怖心をやわらげる「精神安定剤」のような役割を果たしているともいわれています。
そのため、無理やり指しゃぶりをやめさせることはせずに、3~4歳くらいのお話しが理解できる年齢を目安に「お兄ちゃん、お姉ちゃんになったから指しゃぶりはやめようね」などと伝えて、やめるように促しましょう☝
裏側矯正とは?
次に、裏側矯正の特徴やメリット・デメリットを紹介します。
裏側矯正の特徴
裏側矯正とは、歯の裏側に矯正装置を貼り付けて、ワイヤーを通して歯を1本1本並べる方法です。
裏側矯正の装置は、歯科技工所に注文(外注)してオーダーメイドで製作されるのですが、
福岡市の天神院では、歯科技工所も直接経営で運営しているためタイムラグやミスを軽減できます。
また、患者さまの歯並びの状態に合わせて、歯科医師と歯科技工士が連携して矯正装置を作り上げるため、お一人おひとりに寄り添った治療を提供できます(*^^*)
裏側矯正のメリット
裏側矯正のメリットは、
・目立ちにくい見た目
・タイムラグが少ない
・前歯を後方に動かす力をかけやすい
・唾液に触れやすいためむし歯や歯周病のリスクが表側矯正より低い
・食後に食べカスをそこまで気にすることなく過ごせる
などが挙げられます。
裏側矯正は、目立ちにくい矯正のため、「周りの人に矯正していることを秘密にしたい」という方もはじめやすい方法です。
また、開咬などの前歯が原因の歯並びの乱れを改善するのが得意で、表側矯正よりも裏側矯正の方が前歯を全体的に内側に引っ張ることができます。
たとえば、舌癖があり、内側から歯を押してしまい、開咬になった方は上下の前歯が唇側に傾斜している可能性があり、歯を後方に引っ張る必要がありますよね。
効率よく動かすためには、歯を後方に動かすのを得意とする裏側矯正がおすすめです(*^-^*)
また、裏側矯正は表側矯正よりも唾液に触れやすくて、唾液の働きである「自浄作用」や「殺菌作用」などの効果を得られます。
そのため、食べものが矯正装置に付着しても、唾液で洗い流されやすく、むし歯や歯周病の原因となる「歯垢(プラーク)」が溜まりにくい傾向にあるのです。
裏側矯正のデメリット
裏側矯正のデメリットをみてみましょう。
・慣れるまで話しにくい
・歯科医院や先生の腕に左右されやすい
・矯正治療期間は個人差がある
などが挙げられます。
歯の裏側に装置が付くため、矯正治療を始めたばかりのころは、気になったり、滑舌が悪くなったりすることがあります(-_-;)
ただし、一時的ですので慣れてきて、歯並びが改善されれば私生活に問題はほとんどありません。
また、裏側矯正は経験や知識が豊富でなければ、難しいとされる矯正治療の方法です。
天神院では、基本研修や教育を受けたのち臨床評価をクリアした歯科医師を中心に矯正治療を行っております。
さらに、日頃からセミナーやトレーニングも欠かさず、患者さまのご要望にお応えできるように努めていますので、安心してご相談ください!
開咬(オープンバイト)を裏側矯正で治した症例~天神歯科・矯正歯科~
ここからは、実際に症例を見てみましょう!
①年齢:21歳(初診時)
②性別:女性
③治療期間:1年2か月+保定期間2年
④通院回数:16回+メンテンナンス3回
⑤矯正治療費用:¥1,265,000(2020/9当時)
※検査・診断料は含みません
※自費診療になります
⑥治療内容:
こちらの患者さまは、抜歯せずに裏側矯正をされた方です。
歯のがたつきは少ないですが、開咬のため裏側矯正をされました。
ワイヤーで歯を1本1本並べるのと同時に、上下のかみ合わせを改善するために「顎間ゴム」を使用していただきました。
顎間ゴムとは、直径1cm程度の小さな輪ゴムのような矯正器具で、上下の矯正装置に引掛けることで、噛み合わせを改善することができます。
患者さまが毎日ゴムかけを頑張って頂いたおかげで、開咬がより早く改善されて、スムーズに治療が進みました!
⑦リスク・副作用:
歯根吸収、歯肉退縮、ブラックトライアングル、虫歯、歯周病、痛み
患者さまの歯並びの状態により、顎間ゴムの使用の有無は異なります。
また、使用するサイズや期間などもお一人おひとりに合わせてご提案させていただきます。
いかがでしたか?
カウンセリングのある福岡市の天神院へお越しください
裏側矯正で開咬は改善できるため、「上下の前歯がしっかり噛めない」とお悩みの方は、裏側矯正も視野に入れてカウンセリングにお越しください!
福岡市の天神院は、カウンセリングルームをご用意していますので、人目を気にすることなくお悩みの相談をしていただけます(‘ω’)ノ
院内は白と黒を基調とした落ち着いた雰囲気で、各診療台はパーテーションで区切られています。
当院は、土曜も18時まで診療をしていますので、ご都合のよい日にご予約ください!!