こんにちは!
天神歯科・矯正歯科でございます♩
今日は、後戻りの原因と対策についてお話していきます。
このブログでも【後戻り】については何回か触れてきました!
軽く復習からしていきましょう!
目次
後戻り
矯正治療で綺麗にならんだ歯が、元にもどってしまうことを『後戻り』と言います!
これは表側矯正や裏側矯正、マウスピース矯正などの『矯正の方法』は関係なく矯正治療によって動かしたすべての歯に起こる可能性があります。
どれくらい後戻りするかは個人差がありますが、矯正治療をした患者様で保定装置を付けていない方は100%の確率で後戻りしてしまいます・・・。
叢生(歯並びの凸凹)が大きかった方や大きく歯を動かした方は後戻りの度合いも大きくなります。
後戻りの原因
〇保定装置を使っていない/使用時間が短い
〇舌を前歯に押し付けたり、頬杖をつくような癖がある
〇無理な治療計画による矯正治療
上記が主に考えられる後戻りの原因です!
詳しく1つずつ説明していきますね!
保定装置を使っていない/使用時間が短い
矯正治療が終わった後、後戻りしないように『保定装置』と呼ばれる装置を装着し一定期間過ごしていただきます。
保定装置の使用時間や期間は通っている医院によって変わってきますが、当院では1日20時間以上、最低半年使用していただくようお願いしております。
歯の周辺組織が安定していないため動きやすい
歯列矯正で歯が動く仕組みは、以前もお話しましたが、吸収と再生を繰り返すことで歯が動きます。
歯の周りには歯槽骨と呼ばれる骨があり、その歯槽骨と歯の間には歯根膜という組織があります。
歯列矯正によって歯に力が加わると、動かしたい方向の歯根(歯の根っこ)の周りの組織がなくなり(吸収)、反対側の歯根の周りに新しい骨が作られます(再生)。
矯正が終わった直後は歯の周辺組織が安定していない為、歯が動きやすい状態にあります。
歯列矯正をした歯が安定するのに最低でも半年から1年ほどかかると言われています。
保定装置を使用することで歯を固定することができるので後戻りを防ぐことができます。
舌を前歯に押し付けたり、頬杖をつくような癖がある
舌で歯を押したり上下の歯で舌を噛むような癖のことを舌癖といいます。
舌癖や頬杖をついたりする癖も後戻りの原因になります。
日常生活の中で無意識に行う癖や習慣のことを態癖(たいへき)といい、先述したような舌癖や頬杖をつくような癖も態癖です。歯に悪影響を及ぼし噛み合わせや歯並びに影響を与えます。
無理な治療計画による矯正治療
『部分矯正では難しい歯並びを部分矯正で治療した』や、『非抜歯では無理な歯並びを無理矢理並べた』など無理な治療計画で並べた歯並びは噛み合わせが安定しないため後戻りする可能性があります。
また部分矯正は前歯の6本の治療をさします(下の歯もする場合12本)
部分矯正は動かす範囲が少ないため、気になってるところだけを治したいという方に人気な治療方法です。
しかし、前歯しか動かさないということは臼歯を動かせないので噛み合わせを改善することはできません。
歯並びの維持は正しい噛み合わせがあってこそです!
対策
保定装置の装着方法・装着時間を守る
後戻りを防ぐ最大の方法は保定装置をしっかりと使用することです。
取り扱っている保定装置はクリニックによって変わってくるので、通っているクリニックの指示に従い装着方法・装着時間を守りましょう!(^^)!
舌癖や癖に気を付ける
舌癖や頬杖は後戻りの原因だけではなく、矯正をしていない方でも顔がゆがんだり、歯並びが悪くなることがあります。唇を巻き込むようにして唇を閉じる癖がある方も要注意です☝️
矯正をしている・していないに関係なく舌癖や頬杖などの癖には気をつけましょう!
病院を選ぶ際に何個かカウンセリングに行ってみる
矯正治療はクリニックや先生によって治療計画や治療方針が異なります。
カウンセリングを複数受け、詳しい治療計画などをしっかり比較して納得できる病院で治療をしましょう。
安ければいいというわけではありません。安いには安いなりの理由があります。
せっかく高いお金を払って、長い治療期間や痛い思いをして手に入れた歯並びも、後戻りしてしまえば元も子もありません!!
いつまでも綺麗な歯並びを維持できるよう指示された使用方法・装着時間を守るようにしましょう。
天神歯科・矯正歯科では無料カウンセリングを行っております!
前より歯並びが悪くなってきたかも・・・。後戻りしてる気がする・・・。など気になることがあれば当院の無料カウンセリングにお越しください♬