こんにちは😆
天神歯科・矯正歯科です🦷✨
本日は「受け口としゃくれはどう違うの?」についてお話させて頂きます!
「受け口」や「しゃくれ」で悩まれている方は外見にもお悩みが出てくる方が多いかと思います。
どちらも下顎の方が上顎に比べて前に出ている状態の事を指しています。
しかし、この二つには違いがあるのです!
今回詳しくご説明させて頂きます!
目次
受け口
「受け口」によって見た目がしゃくれて見える原因は”歯並び”にあります。
下の歯が上の歯よりも前に出てしまっている状態ですので、しゃくれて見えてしまいます😓
日本人に多いとされている上の前歯が前に出ている状態(出っ歯)とは反対の症状です。
その為、歯科クリニックでは「反対咬合」(はんたいこうごう)とも呼ばれています。
しゃくれ
「しゃくれ」は歯並びが原因の受け口とは違い”骨格”に原因があります。
この場合、下顎の骨格に問題がある為、歯列矯正のみでは改善は難しいです😨
原因である骨格の改善が必要になってきますので、外科治療が必要になってきます。
治療せずに放置するリスク
歯列矯正の中でも受け口やしゃくれは難しい治療になってきます。
ですが、治療せずに放置してしまうと様々な問題があります😓
見た目の問題
下顎が突出している為、しゃくれている状態なので、見た目のコンプレックスにつながります。
その為、人前で笑うことやマスクを外すことに抵抗があり、本来の自分をさらけ出すことが難しくなります。
滑舌の問題
通常の噛み合わせと反対の状態の為、喋りづらさや発音のしづらさがあります。
「さ行」や「た行」は特に空気が漏れてしまうため発音がしづらく、聞き取ってもらいづらくなります。
英語だとさらに発音が難しく、誤解を招いてしまう恐れもあります。
胃腸に負担がかかる
上の歯よりも下の歯が前に出ている状態なので、前歯で食べ物を噛みきることが出来ず、
さらに奥歯でも食べ物を細かく噛み砕くことが難しい為、
食べ物が大きいまま胃に運ばれてしまいます。
胃に運ばれた食べ物が大きいと消化の際に胃に大きな負担をかけてしまう為、
消化不良や栄養の吸収の妨げになる恐れがあります。
顎関節症のリスクが高まる
顎関節症とは口を開ける際に顎関節に痛みが出たりする病気のことです。
通常下顎は前後左右、自由に動かすことが出来ますが、
受け口やしゃくれの症状がある方は下顎の動きが制限されてしまう為、
食事の時や喋る時に常に顎関節に負担をかけることになります。
その為、顎関節症になるリスクが高まります。
受け口としゃくれのそれぞれの治療方法
受け口としゃくれは見た目では同じように見えますが、原因に違いがある為、治療方法も異なってきます。
受け口は歯並びが原因の為、歯列矯正での改善が期待できます。
しかし、しゃくれは骨格に原因がある為、歯列矯正のみでの治療は難しく、外科手術が必要になるケースが多いです。
ただ下顎が前に突出している見た目はどちらも似ているので、
自分がどちらのタイプなのか判断が難しいかと思います。
「手術が必要かもと聞くと矯正に手が出せない…」
そんな方もいらっしゃるかと思います。
ですが歯並びが原因の場合は歯列矯正のみで治る可能性がありますので
一度検査して確認することをオススメ致します!