こんにちは!( *´艸`)
福岡県の福岡市中央区天神にあります『天神歯科・矯正歯科』でございます(^o^)丿
今回は姿勢と歯並びの関係性についてお話をさせていただければと思います!
皆さんは姿勢が悪いと不正咬合の原因になることはご存じでしょうか?
身体のズレや歪みは様々な部分に悪影響を与えますが、その内の一つに歯並びもあり、歯並びまでも悪影響を与えてしまうのですΣ( ̄ロ ̄lll)
逆に言えば、姿勢を正しくすることは、歯並びを良くしてくれます!!
今回はそこについて詳しくお話していきます(‘◇’)ゞ
目次
正しい姿勢と悪い姿勢
正しい姿勢
姿勢の重心は頭になります。
正しい姿勢はまっすぐに伸びた足の上に腰と頭が乗っています。
身体がまっすぐなので骨に体重を預けることが出来るため、筋力が無駄な力を使わずに立つことが出来ます。
悪い姿勢
悪い姿勢は中心からズレた場所に有る頭を支えるため、腰や首などの筋肉に過緊張が生じます。
そのままだと、筋肉が疲弊してしまうので、重心バランスをとるために背骨や腰が曲がって、正しい姿勢からはズレた歪んだ姿勢をつくってしまいます(-_-;)
常に正しい姿勢でいられる人はかなり少ないと思います(。´・ω・)
私たちは現代の便利な生活環境に慣れてしまって、歩くことも少なくなったり運動不足になる方も多いです。
筋力が必要とされる正しい姿勢において、筋力低下のせいで正しい姿勢を保つことが難しくなってきています。
また、パソコンの使用やデスクワークを長い時間行うことも猫背などの原因になります(-_-;)
こういった理由から現代の日本人は悪い姿勢の人が増えているのが現状になります。
そういったことから悪い姿勢は、首のコリや肩のコリ、腰痛、頭痛などが出やすくなります。
神経痛、下半身のむくみ、冷え、消化器系の不調などの原因にもなります。
悪い姿勢が歯に与える影響
口腔内の衛生面
前かがみや猫背のような悪い姿勢によって、自然と口呼吸になってしまう傾向があります。
口呼吸が日常的に続くようになると、口腔内が乾燥しやすくなり、
唾液の流れが悪くなってしまいます(;゚Д゚)
唾液は口腔内の汚れを洗い流すとても重要な効果があります!
しかし、口呼吸によって唾液の流れが悪くなってしまうと、
この効果が受けられず、菌が繁殖しやすくなり、虫歯・歯周病になってしまうリスクが高いです(-_-;)
また、口呼吸は風邪をひきやすいと言われており、更に口臭の原因にもなってしまいます。
歯ぎしりや食いしばり
姿勢が悪いと、首や肩などの筋肉が常に緊張している状態になり、
これらの筋肉はお口周りの筋肉と繋がっている関係で、影響を及ぼし、歯ぎしりや食いしばりの原因とされています( ;∀;)
歯ぎしりや食いしばりは眠っている時に起こってしまうため、自覚症状がない方がほとんどです。
しかし、自覚症状が無くても、歯にはダメージが大きく、
歯が削れてしまったり、割れてしまったりと、
歯周病が早く進行してしまう可能性も高くなり、早めの改善が望ましいです。
顎関節症
顎関節症とは、口を開ける際に痛みが伴ったり、大きく口を開けることができない症状がある病気のことを指します。
これらは食いしばりや歯ぎしりによって顎に負担がかかることが原因のひとつとされています。
姿勢が悪いことと直接的な結びつきは遠いですが、
姿勢が悪く、筋肉の緊張によって引き起こされている歯ぎしりや食いしばりが原因とされるため、
根本的な原因である姿勢の改善をオススメいたします!
姿勢と歯並びの関係性
姿勢が悪くなる原因の一つに口呼吸があります。もともと鼻炎などで鼻呼吸が難しいため。口呼吸の習慣がついてしまいます。
その習慣がついてしまうと鼻を使わなくなるため、鼻の機能が衰える、という悪循環を起こしていきます。
身体の機能や組織は使ってこそ発育していくものになるので
お口をポカンと開けて口呼吸をしている方は、上顎骨や鼻周り、頬骨周辺の発育が悪く扁平なお顔立ちになります。
また舌は上顎に触れていて、上顎を内側から支えている状態が正しい位置になります。
しかし口で呼吸するためには舌は上ではなく下に下がった位置になってしまいます。
そうなると舌の筋力も低下し、口唇を閉じる筋力も同時に低下してしまうようになるため、
下顎が開いた面長な顔立ちになってしまいます(;゚Д゚)
面長な顔立ちは首とオトガイの距離が近づくので顎のないオトガイに緊張のある顔立ちになってしまいます。
さらに歯並びのほうも口呼吸の習慣があると、口唇や舌のアンバランスな使い方、偏咀嚼、うつぶせ寝などの態癖により様々な不正咬合の原因になります。
そして不正咬合のある人は顎や舌の位置が悪く、不正咬合が原因で頭の重心を偏位させてしまい、姿勢を悪くしてしまうという悪循環に入ります。
姿勢の改善
姿勢を良くするためには、日ごろから正しい姿勢を心掛ける必要があります。
しかし、習慣づいてしまった姿勢を正すことは難しいです(-_-;)
正しい姿勢になるために、日ごろから出来るストレッチをご紹介いたします!
すぐに改善できるわけではありませんが、
毎日行うことで効果も出やすくなりますので、是非行ってみてください!!
ストレッチ
猫背の予防として、筋肉をほぐすことが効果的です!
自宅でもできるタオルを使用したストレッチになります。
- バスタオルを2~3枚用意する
- タオルを重ねて筒状にし、肩甲骨の部分にタオルが来るように仰向けに寝る
- 顎を引く事を意識し、両手を上にあげる(バンザイポーズ)
- この姿勢を1~2分間キープし、ゆっくり深呼吸する
ストレッチのポイントとして、タオルの厚さは、仰向けに寝転んだ時に、気持ちいと感じる厚さにすることが大事です!
トレーニング
姿勢改善にはトレーニングを行い、体幹を鍛えることも効果的です。
その中でもプランクと言われるトレーニングは運動が苦手な方でも比較的行いやすいかと思います。
- うつ伏せの状態で肘を90度に曲げる
- 腹筋・背筋・足全体に力を入れ、体を一直線の状態でキープ
- 30秒~60秒キープ
ポイントとしては、この姿勢を横から見た時に、かかとから肩にかけて一直線にすることです!
簡単な方法にはなりますが、実はツライ体勢になりますので、まずは短い30秒から行ってみることをオススメいたします(*‘∀‘)
机と椅子の高さを調整
姿勢の悪さは座っている時にも原因があります(;´・ω・)
皆さんは、椅子に座っている時に、足を組んだり、浅く座って背もたれに寄りかかってしまったり、猫背の姿勢で座ったりしていませんか?
椅子に座る時、デスクワークをする時は机と椅子の高さを調整することが重要になります。
椅子は背もたれのあるものを選び、足が床にしっかりとつく高さにしましょう!
足がしっかりと床につくことで、腰への負担が軽減されるようになります。
また、パソコンなどの操作をデスクにて行う際は、パソコンの画面を目線に合わせることで
下を向く姿勢を回避でき、首や肩の負担も軽減できます!
スマートフォンを操作する際も顔の正面に画面を持ってくるように意識し、
下を向くような体勢で、スマートフォンを操作しないように注意しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
姿勢と歯並びの関係はかなり緊密で、もし姿勢が悪い場合はまず意識するところから始めていきましょう。
歯並びが悪く、矯正治療で治している方も治療後の安定を得るため、姿勢を正し、悪習慣の除去を頑張っていただけたらと思います(^^♪
歯並びの原因になりそうなところから改善していくことが大事です!!
根本的な原因を一つ一つ見つけて改善していきましょうΣ(・ω・ノ)ノ!