みなさんこんにちは!天神歯科・矯正歯科です。
今日は【8020運動(はちまるにいまる運動)】についてお話します(*^-^*)
8020運動
8020運動とは、80歳の時点で歯を20本以上残すことを目的とし、厚生局(当時)と日本歯科医師会が推進した運動のことです。
人間の歯は、永久歯(えいきゅうし)が28本あり、親知らずを含めると32本あります。
親知らずを省いた『永久歯』を20本以上残そう!という運動がこの2080運動です。
20本と聞くと少なく感じるかもしれませんが、なぜ『20本』なのでしょうか。
人間は20本以上の機能する歯があればほとんどの食べ物をかみ砕くことができ、食生活に満足することができると言われています。
つまり、20本以下しか歯がない場合、食べ物を噛む『咀嚼機能(そしゃくきのう)』に支障をきたします。
(私も以前矯正治療をしていたのですが、バイトアップという噛み合わせを高くする装置を着けていた際に、うまく咀嚼ができずご飯を食べるのが億劫になり食事の楽しみが半減していたのを思い出しました!食後の満足度も低かったです・・・。)
では、1本でも多くの歯を残す為にはどのようにしたらいいのでしょうか。
歯を失う理由・歯を残すために必要なことをお話していきますね!
歯を失う理由として最も多いのが歯周病(ししゅうびょう)です。
歯周病は生活習慣病と言われており、成人の80%以上が罹患しています。
歯周病は、歯磨きなどの毎日のケアと歯科医院での専門的なクリーニングで防げる病気です。
自宅での毎日のケアは、歯ブラシに加えデンタルフロスや歯間ブラシなどを併用し汚れを出来る限り落とすことが大切です!
しかしどれだけ歯磨きを頑張っていても歯ブラシが届かないところがあるので、歯科医院での専門的なクリーニングが必要になってきます。
定期健診は3カ月~半年に1回、最低でも1年に1回は受診し専門的なクリーニングを受けるようにしましょう。
専門的なクリーニングをすると歯がつるつる・ピカピカになってとてもスッキリしますよ(=゚ω゚)
デンタルIQ
日本人はデンタルIQが低いと言われています。
デンタルIQ(デンタルアイキュー)とは、歯への興味・関心の度合いのことを指します。
『歯医者』への認識は、『痛みや症状が出たら行くところ』という認識をお持ちの方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、『予防歯科(よぼうしか)』という言葉があるように虫歯や歯周病を『予防』し、虫歯や歯周病になった際には早期発見し、早期治療をすることが重要です。
そのためには、『痛みが出てから歯医者に行く』のではなく『定期的に検診・メンテナンスを受ける』という認識・意識に変える必要があります。
むし歯治療は痛くなってからでは遅く、状態によっては神経を抜くなど大掛かりな治療になることがあります。
虫歯の進行が著しい場合は歯を残すことが出来ないので抜歯をすることになりますΣ( ̄ロ ̄lll)
歯を守るためには最小限の治療で済むように早期発見が大事です(*^-^*)
虫歯や歯周病は放置していても自然に治ることはありません!
それどころかどんどん進行していってしまいます。早期発見・早期治療は、多くの歯を残していくうえでとても重要です。
(私の祖母も現在84歳ですが、自分の歯が28本全て残っているそうで3カ月に1度歯医者さんへ定期健診に行っていると言っていました(; ・`д・´)素晴らしいです・・・!)
歯医者は予約が取れない・・・、ダラダラと治療が続く・・・という言葉を聞くことがありますが、歯科医院はコンビニよりも多くあります。
治療回数が必要なのは虫歯や歯周病がそれほど進行しているとういことです。
早期発見・早期治療の場合はそんなに多くの通院回数を要しません(*^-^*)
状態にもよりますが1回で終わることもあります!
定期的に受診するということはメリットだらけなのです(・ω・ノ)ノ!
美味しい食事は心の健康にもつながります!
いつまでも楽しく、美味しく自分の歯で食事ができるよう日々のケアを頑張りましょう(*^▽^*)