こんにちは!
『天神歯科・矯正歯科』でございます(^^)/
「出っ歯が気になって矯正治療したけど治っていない気がする…」
「矯正治療が終わったのに、なんとなく出っ歯が再発したように感じる…」
出っ歯を治すために思い切って矯正治療を受けたにもかかわらず、完全に治っていないとガッカリしてしまいますよね(-_-;)
治ったと安心しても再発してきたというケースもあることから
「矯正治療で出っ歯は治らないのかも?」と不安に感じる方が多いかもしれません。
なぜ矯正治療をしたはずなのに出っ歯が治らないのでしょうか?
今回は矯正したのに出っ歯が治らない理由を解説するとともに、完全に治すための対処法を詳しく紹介します!
出っ歯が思うように治らなくて悩まれている方は、ぜひ最後までお読みください(^_-)-☆
目次
矯正後は保定期間が必要
矯正治療をすれば完全に出っ歯が治るとお考えの方は多いと思います。
お金も時間もかけているのですから当然です。
ところが矯正治療をしただけでは不十分である事実をご存じでしょうか?(。´・ω・)?
矯正治療をしたあとには、どんな種類の症例でも「保定期間」が設けられています。
保定期間とは、矯正治療でキレイに並べた歯列が後戻りしないように固定させる期間のことです。
矯正した歯は、歯を支える骨が安定していないことから治療前の位置に戻ろうとする力が働きます。
そのため保定装置で歯の動きを止める必要があるのです。
つまり何もせず、そのまま放置してしまえば後戻りは必至でしょう(._.)
個人差にもよりますが矯正後の保定期間は約2年半といわれており、その期間中に保定装置を装着します。
後戻りを防ぐためには、決められた時間や期間に保定装置を装着しているかが鍵となるわけです。
後戻りや再発する症例のほとんどは、この保定装置の装着時間が適切でないことが考えられます。
矯正したのに出っ歯が治らない4つの理由
先述のとおり、後戻りを防ぐためには保定装置の装着が必要です。
ほとんどの後戻りの原因は保定装置をサボることが挙げられますが、実は出っ歯が治らない理由は保定装置をしないだけではありません。
ここからは矯正したのに出っ歯が治らない理由について詳しく解説します。
矯正したのに出っ歯が治らない理由①「抜歯せずに治療した」
出っ歯は、歯が大きいせいで前に飛び出していたり上あごが小さくてキレイに並ばずに前に出てしまったりする症状をいいます。
なぜ前へ突出するのかというと、本来キレイに並ぶはずの歯列が口の中のスペースが狭いせいで並べずに、
押し出すようなかたちで前へ飛び出してしまうからです。
矯正治療ではキレイな歯列をつくるために十分なスペースを確保していく必要があることから抜歯が選択されます。
出っ歯の症状によって抜歯をしない方法を選択する場合もありますが、ほんの一握りです。
もし抜歯せずに矯正治療をして出っ歯が治らない場合は、抜歯をしなかったことが理由に当てはまるかもしれません。
矯正したのに出っ歯が治らない理由②「口まわりの癖がある」
出っ歯が治らない理由に、口まわりの癖が関係している可能性があります。
口まわりの癖というのは歯ぎしりや食いしばり、舌癖(ぜつへき)のことです。
普段から口まわりの癖があると、いくら矯正治療を進めても後戻りの原因につながります。
なかでも特に多く見られる癖が舌癖です。
正常な舌の位置は上の口蓋部分につきますが、舌癖がある方は舌の位置が正常よりも下にある傾向にあります。
そうなると無意識に舌が歯を押し付けてしまう動作になってしまい、結果的に歯が押し出されて出っ歯をつくりだしてしまうのです( ;∀;)
唾を飲み込むときに舌の位置が上の口蓋に触れずに歯を触っている方は舌癖をもっている可能性が高いといえます。
舌癖は子どもの頃からあるケースが多く、治さず放置したままだと大人になっても治らないケースがほとんどです。
もし心当たりがある方は早々に治療しましょう(`・ω・´)
矯正したのに出っ歯が治らない理由③「事前検査や判断不足」
矯正治療をするうえで事前検査は何よりも重要です。
最初に歯科医院に行くと、問診のほかにレントゲンやセファロなどX線撮影をして歯並びや骨格を把握していきます。
それ以外にも口の中の写真や顔貌写真、歯型の資料も必要です。
これらの資料を用意したうえで適用する治療判断や計画を立てていきます。
つまり事前検査や問診を適切におこなわなければ治療判断が不十分となりえるのです。
もし抜歯が必要なケースであるにもかかわらず非抜歯と誤った判断をしてしまえば、
目指すべきゴールにたどりつけない可能性が高くなるでしょう(;´・ω・)
矯正したのに出っ歯が治らない理由④「骨格的な問題」
よくある相談に「歯並びはキレイになったけど横から見ると口元が出ている」という内容を目にします。
出っ歯の状態にもよりますが、矯正治療だけでは十分に改善できないケースもあるのです。
理由として、矯正治療で歯列をキレイに並べることはできても骨格の問題は完全な改善が困難であることが挙げられます。
つまり矯正治療だけでは限界があるのです。
歯を支える歯槽骨や顎の骨が問題の場合、矯正治療をおこなう前に外科手術を視野に入れる必要があるでしょう。
抜歯はしたくないけど出っ歯を治したいときはどうしたらいい?
矯正したのに出っ歯が治らない理由の1つに、抜歯せずに治療したケースを挙げました。
ほとんどの症例で抜歯する可能性が高いと述べましたが、なかには健康な歯を残したいために抜歯したくないと考える方もいるでしょう。
スペース確保のために抜歯する場合、ほとんどは顔中央から数えて4番目の歯が対象です。
場合によっては親知らず(8番目)も抜く必要があり、合計で2~8本抜歯する可能性があります。
では抜歯をしたくない場合はどうしたらいいのでしょうか?
多くはIPR(ディスキング)と呼ばれる処置を選択します。
IPRとは歯と歯のあいだを削る処置のことです。
歯の表面であるエナメル質を数ミリ削りながらスペースを確保していきます。
しかしエナメル質の厚みが約2ミリと削る量に限界があることから十分なスペース確保は抜歯に比べて難しいといえるでしょう。
IPRも健康な歯を処置する必要があることから抜歯同様、事前に担当医と話し合いをする必要があります。
矯正したのに出っ歯が治らないときの対処法3選
ちゃんと矯正治療を受けていたけど思うように出っ歯が治らないと感じたら、みなさんはどうしますか?
おそらくショックでどうしたらいいかわからないかもしれません(-_-;)
ここからは出っ歯が治らなくて今後の対処法がわからない方が取るべき行動を紹介します!
矯正したのに出っ歯が治らないときの対処法①「担当医に相談する」
最初に取るべき行動は、担当医への相談です。
多くの矯正治療ではアフターケアサポートが充実しており相談できる環境が整っています。
なかなか相談できずにいるとストレスを抱えたり落ち込んだりしてしまい、結果的にメンタルにも支障が出てしまうかもしれません。
まずは現状についての不満や不安を担当医に正直に話してみましょう。
なぜ出っ歯が治らないか原因を突き止めるとともに今後どうしていきたいかについて担当医と話し合いが必要です。
矯正したのに出っ歯が治らないときの対処法②「セカンドオピニオンを受けてみる」
担当医に相談してみても原因や今後の治療方針に納得できない場合もあるかもしれません。
そんなときはセカンドオピニオンを受けてみることをおすすめします。
セカンドオピニオンは担当医とは別に、違う病院の歯科医師から治療方針についての考えや意見を求めることです。
セカンドオピニオンを受けることで違った見方や治療の考え方を知ることにつながり、結果的に良い方向へ進む可能性があります。
その後は担当医の元に戻ることもできますし転院することも可能です。
当院でもカウンセリングを承っておりますので、矯正治療に関してお悩みの方はお気軽にご相談ください。
矯正したのに出っ歯が治らないときの対処法③「再治療をする」
担当医への相談やセカンドオピニオンを受けてみて今後の治療方針に納得したら再治療を検討してみましょう。
再治療では抜歯やIPR、外科手術など、これまで治療してきた内容と異なる可能性が高いと思います。
治療内容だけではなく治療期間も把握したうえで再治療を検討してみてください。
大切なのは信頼できる歯科医師やチームであることや相談しやすい環境であることなど、
あなた自身が「本気でお任せしたい」歯科医院を選択することです。
少しでも疑問や不安要素がある場合は、すべて解消してから再治療をおすすめします!
矯正したのに出っ歯が治らないとお悩みの方は当院までご相談ください
矯正治療を成功させるためには、信頼できる担当医やチームと併走して矯正治療を進めることです。
治療のゴールをどこに置くか、どうなりたいかなどを話し合うカウンセリングの段階で、すでに併走がはじまっています。
つまり患者さまと二人三脚で矯正治療をしていくことが成功につながるのです。
当院では患者さまと目指すべきゴールまで併走するために、カウンセリングからコミュニケーションを大切にしています。
矯正治療について少しでも疑問やお悩みがございましたら、まずは当院までお気軽にご相談ください(^_-)-☆