こんにちは。
天神歯科・矯正歯科です。
現在、法人の11クリニックのDrで受けているセミナーについて、紹介していきます。
どんなセミナーを受講しているのか?
【新・基礎から学ぶエッジワイズ法】というセミナーで
全8回のコースになっていて、ベーシックコース4回とアドバンスコース4回に分かれています。
講師は東北大学講師の佐藤享至先生です。
wincephという矯正のセファロ分析のデジタルトレースソフトの開発者です。
こちらのソフトは、当法人の各クリニックで導入されています。
このセミナーは東京、大阪、福岡で15年ものあいだ毎年開催されています。
今まで延べ900名の受講者がいる人気のコースです。
次の募集は東京と大阪会場に関しては早くも締め切りとなっています。
本来であれば1年待ちしないと受講できません。
今回は東海林理事長のお力で当法人のためだけに特別日程で佐藤先生の予定をおさえて開催しています。
11クリニックのドクターで、月2回東京に集まって1日缶詰め状態で学んでいます。
当法人は、札幌、仙台、東京、横浜、大阪、福岡と全国主要都市にクリニックがございます。
全国にクリニックがあると、全クリニックのスタッフが集まることも殆どないんです。
研修のために集まってはいるのですが、情報交換というか交流の場にもなっております。
セミナーの内容は?
現在全8回中第5回まで終わっております。
セミナーの内容は矯正のイロハから学んでいます。
初回は矯正の基本となる動かしたい歯とその固定源の力学的な話から始まりました。
ワイヤーの力が逃げないようにする為にワイヤーに施すシンチバックやタイバックの話といった臨床的な内容もあります。
矯正というのは本で全てを勉強しようとすると理解しづらい分野です。
講義では、実際の症例も交えながらわかりやすく教えていただいております。
また、セミナーには実習もございます。
実際模型にブラケットという矯正器具をつける実習やワイヤーにループを組み込む実習を行っています。
矯正治療ってどうやって習得するの?
矯正治療というのは、10年前くらいまでは一部の専門のトレーニングを受けた歯科医師のみが行っていた治療でした。
専門のトレーニングというのは大学を卒業し歯科医師免許を取得後、
大学病院の矯正科や大学院に残って学びます。
そこで4年間初期研修をしたのちに日本矯正歯科学会で学会発表、審査を受け認定医を取得します。
ですがここ10年の間にマウスピース矯正が急速に発展し、
矯正治療を行うことへのハードルが下がりました。
口腔内のスキャンをし、そのデータを送ればコンピュータ上で治療計画が出来上がります。
クリニックでの治療も届いたマウスピースをお渡しするだけという時代がきました。
しかし、矯正治療へのハードルを下げると共に様々なトラブルも多く発生してしまいました。
奥歯がしっかり噛まずに治療が終了してしまうといったトラブルです。
技術がどんなに進化しようともそれを扱う歯科医師の知識技術というのは不可欠であった訳です。
当法人では11クリニックの全スタッフで治療技術の差が生まれぬように勉強会を行っています。
定期的にクリニック間で症例検討会を行ったり、法人全体で外来勉強会や学会講習会の受講を行い、日々研鑽を積んでおります。
矯正治療を検討されている皆様、カウンセリングも行っておりますので当院まで足を運んでみてください。