こんにちは(*^^*)
福岡県の福岡市中央区にあります『天神歯科・矯正歯科』です(^^♪
本日は「歯並びは歯周病の原因にもなるの?」についてお話させて頂きます!
歯並びは様々な影響を及ぼします(;´・ω・)
歯周病もその一つなのか?
是非最後までご覧ください!
目次
歯周病とは
歯周病は、口内の細菌感染によって歯を支える骨や歯茎が破壊される病気です(◎_◎;)
歯と歯茎の境目にプラーク(歯垢)が蓄積し、細菌が増殖し歯茎に炎症が生じることがきっかけで発症、進行します。
歯周病は年齢とともに罹患率が上昇し、30歳以上ではそのリスクが顕著に増える傾向があることから、特に注意が必要です。
また、歯周病は口腔内だけにとどまらず、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります(>_<)
最近の研究では、歯周病菌や歯周病菌が出す毒素が血流に乗り全身に巡ることで、「誤嚥性肺炎」や「心疾患」、「低体重児出産」にも繋がることもあると報告されています。
このように歯周病はお口の健康だけでなく、全身の健康とも密接に関わっているため、早期予防と治療が重要な歯科疾患です。
歯周病のリスクを高める要因
歯周病は、主にプラークが停滞することによる細菌増殖がきっかけで生じる歯科疾患ですが、発症リスクを高める原因として、次のような要因も知られています。
- 糖尿病
- 喫煙
- 歯ぎしり
- 食いしばり
- ストレス
- ホルモンバランスの変化
- 食習慣
歯周病の進行プロセス
1. 歯肉炎
歯茎が赤く腫れ、歯磨きなどで軽度の出血が見られることが多い段階です。
痛みはほとんど感じず、骨にまで影響は及んでいないものの、症状を無視すると悪化する恐れがあります。
2. 軽度〜中度歯周病
歯肉炎からさらに進行すると、歯茎の腫れが増し、歯周囲の骨(歯槽骨)にまで影響が及びます。
適切な歯科治療とセルフケアを行うことで症状が改善され、歯周病の進行を止められますが、
歯周病により失ってしまった骨や下がってしまった歯茎等の歯周組織は、再生治療をしない限りもとに戻すことができません( ;∀;)
3. 重度歯周病
重度歯周病は歯を支える骨が著しく破壊された状態であり、独特な口臭や歯茎からの排膿、歯のグラつきなどの症状がみられる段階です。
この段階になると、歯を残すことが困難になることも多く、やむを得ず抜歯をしなければならないリスクも高くなります。
歯周病は初期段階では痛みや大きな不調が現れにくいことから、多くの人が症状を見逃しがちです。
しかし、歯周病は進行性の歯科疾患であり、治療をせずそのまま放置してしまうことで歯を失う原因となります;つД`)
実際、2018年に行った永久歯の抜歯原因第1位は歯周病という調査結果もでています。
(※8020推進財団 平成30年(2018年)の第2回永久歯の抜歯原因調査より)
したがって、歯周病は早期の発見と予防が極めて重要となります。
歯並びが悪いと歯周病になりやすい理由
歯並びが悪いからといって、必ずしも歯周病になるというわけではありませんが、歯が不規則に並んでいる歯並びは、以下の理由によって歯周病の発症リスクの一つになることがあります。
磨き残しが生じやすい
凸凹した歯並びは通常の歯列よりも清掃が難しく、ブラシが届きにくい場所に歯周病の原因となるプラークが蓄積しやすくなります。
このプラークがたまると、歯周病の細菌が繁殖し歯周病の初期段階である歯肉炎が起きやすくなるのです(+o+)
歯周病予防は歯科医院での検診だけでなく、日々の歯磨きでしっかり清掃することが大切ですが、
歯並びが悪い場合にはセルフケアが難しく、歯周病を等の歯科疾患予防が十分に行えないことが大きなリスクといえます!
噛み合わせの悪さによる組織への負担が大きい
歯並びが悪いと、多くの場合上下の噛み合わせにも問題があることがほとんどです。
上下の噛み合わせに問題があると一部の歯に過剰な力がかかり、歯だけでなく歯茎や歯を支える骨にまで負担がかかることがあります。
このような歯周組織への過度の負荷は、歯周病を進行させる一因にもなるため、歯並びが悪い場合より歯周病予防により注意が必要になるのです。
なぜ矯正治療が重要なの?
歯周病予防は毎日の適切なブラッシングでプラークを落とすことが基本ですが、
歯並びが悪いと清掃が行き届かない箇所が増え、プラークや歯石がたまりやすくなります。
その結果、細菌が繁殖しやすい環境が整い、歯周病リスクが高まります。
矯正治療は、こうした口腔ケアの難しさを改善するための効果的な方法です。
矯正治療によって歯並びが整うと、次のようなメリットが得られます。
磨き残しの減少に繋がる
凸凹だった歯並びが整うことで、ブラシが届きにくかった場所にも簡単にアクセスできるようになり、効果的かつ効率的に歯磨きができるようになります!
特に、歯と歯の間や歯茎の近くにたまったプラークを容易に除去できるようになるため、歯周病菌の増殖、歯茎の炎症も防ぎやすくなるのです(`・ω・´)
セルフケアのモチベーション向上
歯並びが整うと歯磨きがしやすくなるだけでなく、自分の歯に対する意識が高まります。
矯正治療の後、せっかくきれいにしたからとホワイトニングを行う患者さまも少なくありません。
歯並びが綺麗になることで口腔内の健康に対する関心が強まり、日々のケアを続けやすくなることも、矯正治療が重要である理由の一つです!
噛み合わせが安定する
矯正治療により噛み合わせを改善すると、上下の歯が噛み合った時の力が歯列全体へ均等に分散され、歯や歯茎への負荷が軽減します。
矯正治療でしっかりと噛み合わせを改善することは、歯周組織を守り歯周病を予防するためにも非常に重要と言えるでしょう。
歯周病予防のためにできること
歯列矯正治療の検討
歯並びや噛み合わせが悪く、歯磨きがしにくいと感じている方は、矯正治療を検討することも一つの手段です。
歯並びが悪い場合清掃が行き届きにくく、さらに不安定な噛み合わせにより歯周組織への負担も大きくなりやすいことから、歯周病リスクが高まります。
服用薬や持病、骨量によっては治療が受けられないこともありますが、矯正治療そのものに年齢制限はなく、現在では性別関係なく50代から始める方も珍しくはありません(*´ω`*)
近年は裏側矯正(舌側矯正)やマウスピース型矯正といった、目立ちにくい矯正治療方法の選択肢も増えているため、
歯の健康を長く保つため、歯周病予防の観点から矯正治療を検討することをおすすめします!
正しい歯磨き習慣
歯垢の蓄積を防ぐために、毎日の歯磨きは欠かせません。
特に歯と歯茎の境目を意識して、丁寧にブラッシングしましょう(^_^)v
歯並びが整っていない場合、デンタルフロスや歯間ブラシの併用が効果的です☆
歯並びや生活習慣によっても、適切なブラッシング方法やツールは様々ですので、まずは歯科医院などで歯科医師、または歯科衛生士による歯磨き指導を受けることをおすすめいたします。
定期的な歯科検診
歯周病の早期発見・治療のためには、定期的な歯科検診が欠かせません。
歯科医によるプロフェッショナルなクリーニングでは、セルフケアだけでは取りきれない歯垢や歯石を除去することが可能です。
また、矯正治療を受けている場合でも、歯科医による定期的なメンテナンスが欠かせません。
矯正装置が装着されている間は汚れや歯石がたまりやすくなるため、クリーニングを定期的に受けることが推奨されます(^o^)/
歯科医院では、矯正装置周辺の清掃方法や注意点についてアドバイスを受けられるほか、歯周病の早期発見や予防のためのケアも行えます。
- 歯科検診の主な内容
- 歯の状態の確認
- 歯のクリーニング
- 歯周ポケットの測定(歯周病の進行度を確認)
- 写真撮影やレントゲン撮影(※状況によって異なります)
- 歯磨き指導
日々のブラッシングに加え、上記のような定期的な歯科検診を受けることで歯周病予防の効果を高め、歯周病リスクを低減させることができます。
まとめ
矯正治療は歯並びを美しく整えるだけでなく、歯周病のリスクを減らすための効果的な手段の一つです。
日々のケアと合わせて矯正治療を検討することで、生涯にわたって健康な歯を守り、口腔内の健康や歯周病予防にも繋がります。
本記事でお話ししたように、歯周病は適切な予防と治療によってリスクを大幅に抑えることが可能です(‘ω’)
毎日のセルフケアと定期的な歯科検診を行いながら、必要に応じて歯並びの改善を検討し、歯と全身の健康を守りましょう。
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