こんにちは(^^♪
福岡市中央区にあります『天神キュア矯正歯科』です!
日本人は世界的に見て「受け口」の人の割合が多いと言われています(◎_◎;)
欧米では1%程度であるのに対し、日本では2.4%の方に見られる歯並びです。
今回は受け口とアデノイドの関係や、 歯列矯正で改善できるのかという点についてご説明していきます!
受け口が気になっている方は、ぜひ最後までお読みください(*^^*)
目次
日本人の不正咬合の割合
『不正咬合(ふせいこうごう)』とは、歯並び・噛み合わせに問題がある状態のことをいいます。
驚くべきことに、ある調査では12〜20歳の『60%以上』の方に不正咬合が認められるという結果が出ています。
つまり、日本人の半数以上に何らかの不正咬合が見られるということです。
次の項では、不正咬合の種類などについて詳しくご説明していきます。
不正咬合の種類と割合
不正咬合は、歯並びや噛み合わせの状態によって様々な種類に分けられます。
ここでは主な種類と、それぞれの症状が日本人の中でどのくらいの割合で見られるかについて解説いたします。
①叢生(そうせい): 44.3%
叢生とは歯がガタガタに並んでいる状態で、日本人で最も多く見られる不正咬合です。
八重歯もこれに該当します。歯がキレイに並ぶために必要なスペースが足りないため、部分的に重なってしまうのです。
不正咬合全体の44.3%を占めており、歯と顎の大きさバランスが悪いことによって生じます。
見た目が気になる方が多いですが、汚れが溜まりやすいため虫歯や歯周病になりやすいなどの問題にも繋がります。
②上顎前突(じょうがくぜんとつ): 12.9%
いわゆる「出っ歯」と呼ばれる状態です。
上の歯が下の歯よりも大きく前に出ているため、お口が閉じづらく、顎先に「梅干しジワ」ができやすい特徴があります。
また、口元も前に出て見えるため、横顔にコンプレックスを持つ方も多くいらっしゃいます。
③反対咬合(はんたいこうごう): 2.4%
上下の歯を噛み合わせた時に、通常の噛み合わせとは反対で下の歯が前に出ている状態です。
一般的には「受け口」と呼ばれています。
日本人の中でどのくらいアデノイドの方がいるのかという割合を示す直接的なデータはありませんが、
アデノイドによる口呼吸が反対咬合に繋がっている可能性も指摘されています。
なぜなら、これらは顎の成長に影響を与えるからです。
また機能的な問題が生じるのはもちろん、見た目に大きなコンプレックスを持ちやすい歯並びでもあります。
④過蓋咬合(かがいこうごう): 4.8%
噛み合わせが深い状態を指し「ディープバイト」とも呼ばれます。
笑った際に上の歯ぐきが多く見えてしまう「ガミースマイル」になりやすい歯並びです。
また、下の歯が上顎の内側の歯ぐきに当たり、傷や炎症を起こす原因となることもあります。
⑤開咬(かいこう): 5.7%
上下の歯を噛み合わせた時に、奥歯は接触しても前歯が噛み合わない状態で「オープンバイト」とも言われます。
前歯に隙間があるため、食べ物を噛み切ることが難しい歯並びです。
十分に噛む前に飲み込んでしまいがちなため、胃腸への負担や消化不良などを生じやすくなることがあります。
⑥空隙歯列(くうげきしれつ): 12.4%
いわゆる「すきっ歯」のことで、歯と歯の間に隙間がある歯並びを指します。
その中でも、真ん中の前歯の間に隙間が見られる状態を「正中離開(せいちゅうりかい)」と言います。
隙間に食べ物が詰まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まるため注意が必要です。
また、見た目を気にする方も少なくありません。
このように不正咬合には色々な種類がありますが、不正咬合の方の割合は年々増加傾向にあるとされています。
その原因の一つには、無意識に行っている幼少期の「指しゃぶりや口呼吸」といった癖・習慣もあげられるのです。
日本人のアデノイドの割合と不正咬合の関係
アデノイドとは、鼻の奥にあるリンパ組織の一種です。
これが肥大することを『アデノイド肥大』と呼び、鼻呼吸がしにくくなるため口呼吸を誘発する原因となります。
先ほどもお伝えしたように、日本人のアデノイドの割合について明確にわかるデータはありませんが、
アデノイド肥大によって口呼吸になってしまっている人の割合は30%にものぼると推定されています。
口呼吸が及ぼす影響
口呼吸を長期にわたって続けていると、顔面の発育に影響を与え「受け口」や「出っ歯」そして「開咬」になってしまう傾向があります。
アデノイド肥大は、幼児期から学童期に比較的多く見られる症状です。
もしお子さんに口呼吸が見られる場合は、アデノイドの有無を含め、耳鼻咽喉科や小児歯科で一度相談されてみると良いでしょう。
早期に対処することで「受け口」を始めとした将来的な不正咬合を避けられる可能性もあります。
受け口などの不正咬合を治療する方法
既に受け口などの不正咬合があっても、多くは『歯列矯正』をすることで改善が見込めます。
ただし、骨格的な問題がある重度の受け口の場合は、外科手術を伴う『外科矯正』が必要になる可能性もあるでしょう。
現在一般的に行われている歯列矯正には、以下の方法があります。
①ワイヤー矯正(表側矯正)
歯の表側に装置をつけて歯並びを整える方法です。
ブラケットと呼ばれる装置を歯の表面につけ、そこにワイヤーを通して力をかけていきます。
装置が目立ってしまいますが、最も歴史があり、幅広い歯並びに対応することができる矯正方法です。
②裏側矯正(舌側矯正)
その名の通り、歯の裏側に矯正装置をつけて行う矯正方法です。
表側矯正と同じような装置を歯の裏側に装着するため、目立ちにくいという特徴があります。
特に人前に出る機会が多い方や、矯正していることを知られたくない方に適しているでしょう。
③マウスピース型矯正
取り外しが可能な透明のマウスピース型装置を用いる方法です。
歯を少しずつ動かした状態をシミュレーションし、いくつものマウスピースを作製していきます。
それを順番に装着することで、歯を移動させるのです。取り外しが可能で、つけていても目立ちにくい点が大きなメリットですが、自己管理が非常に重要になります。
上記の中から、患者様の歯並びの状態やご希望を元に治療方法を決めていくことになりますが、
それぞれに利点・欠点があるため、良く理解した上で治療を進めることが大切です。
歯列矯正をする日本人の割合はどのくらい?
日本人の不正咬合の割合は60%を超えているにもかかわらず、実際に歯列矯正で治療を受ける方の割合は21%と、非常に低い水準にとどまっています。
この歯列矯正の割合は、他の国と比較しても明らかに低いです。
例えば、アメリカでは歯列矯正をする人の割合は50%を超え、歯列矯正を検討している人は80%にものぼると言われています。
これは、アメリカにおいて歯並びに対する意識が非常に高いことを示しています。
他に韓国やスウェーデンでも、歯列矯正で治療を受ける人は多い傾向にあります。
なぜ日本人で歯列矯正をする人の割合は低いの?
日本では、歯並びの良し悪しで人に与える印象は変わるものの、社会生活に影響を及ぼすことはほとんどないと思います。
しかしアメリカでは「歯並びのキレイさは重要」と考えられており、子供の頃から歯列矯正を行うことが当たり前になっています。
なぜなら、歯並びの悪さは自己管理や育ちと結びつけられ、仕事やビジネスや恋愛にも大きく影響するからです。
この違いが、日本人の歯並びへの意識が低い一因となっている可能性があります。
また「歯列矯正は高い」「装置が目立つのは嫌」といった理由で諦めてしまう方もいらっしゃるようです。
基本的に歯列矯正は保険適用外の治療のため、平均して60〜150万前後の費用が必要になります。
審美的な問題に関しては、現在では見た目に配慮した方法や装置も行われておりますので心配いりません。
詳しくは次の項でお伝えしていきます!
装置を目立たせずに歯列矯正をする方法とは
海外では、ワイヤー矯正の装置が見えることを楽しむ人もいます。
しかし、日本では矯正装置が見えることに抵抗を感じてしまう方が多いのではないでしょうか。
きるだけ矯正装置を目立たせずに受け口を治したい場合は、先のにお伝えした『裏側矯正(舌側矯正)』や『マウスピース型矯正』の他に『ハーフリンガル矯正』という方法もあります。
ハーフリンガル矯正とは
ハーフリンガル矯正とは、目立ちやすい上の歯には裏側に、比較的目立ちにくい下の歯には表側に装置を装着する方法です。
下の歯は表側に装置をつけますが、会話をする際には下の歯はあまり見えないため、ほとんど目立たない方法だといえます。
裏側矯正よりも費用を抑えつつ、目立ちにくさを重視したいという方に適しているでしょう。
表側矯正の方が裏側矯正よりも早く終わるって本当?
当院にいらっしゃる患者様から「装置を目立たせたくないから裏側矯正を検討しているけれど、
表側矯正にした方が早く終わると聞いたのですが…」といったご質問をいただくことがあります。
皆様もの中にも耳にしたことのある方がいらっしゃるかもしれませんね。
実際のところ、両者の治療期間はあまり変わらないと思っていただいて問題ないでしょう。
とはいえ、受け口や出っ歯などの歯を内側に引っ込めたいケースでは「表側矯正よりも裏側矯正の方が早く治療が終わる」といったケースも存在します。
どのような矯正方法が適しているのかは、患者様の歯並びや噛み合わせなどによって異なるものです。
歯列矯正をする際には、歯科医師と良く相談をしてから始めるようにしましょう。
受け口や口呼吸の気になる方は天神キュア矯正歯科まで
今回は受け口とアデノイドの関係や、 受け口の改善方法などについてお話しました。
特に受け口は、不正咬合の中でも目立って噛み合わせが悪い歯並びです。
治療をせずに放置してしまうと、見た目以外に身体の不調や顎関節症などのトラブルに繋がる可能性が高くなりますので、早めに歯科医院で相談することをおすすめします。
天神キュア矯正歯科では、受け口などの歯並びにお悩みの方を対象にカウンセリングを実施しております。
治療についてはもちろん、費用面で一歩踏み出せない方のご相談も歓迎しておりますので、どうぞ気軽にご活用ください。
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