こんにちは(^o^)/
天神キュア矯正歯科でございます!
みなさんは、受け口を治す治療法の種類をご存じでしょうか?(。´・ω・)?
受け口を治すためには、ワイヤー矯正やマウスピース型矯正、そして外科手術を伴う外科矯正の3つの方法があります。
歯並びが原因になっている場合は歯列矯正のみで治せるケースが多いですが、
骨格の問題によって受け口が生じている場合は、外科手術と歯列矯正を組み合わせた外科矯正を選択することが多いです(◎_◎;)
治療を組み合わせると聞くと、外科矯正を検討している方は「先に手術からしたほうがいいのかな?」と疑問に思うかもしれません。
そこで今回は、受け口の手術方法についてフォーカスし、詳しく解説していきたいと思います!
受け口が気になっている方は、ぜひ最後までお読みくださいね!
受け口の原因
受け口の原因はさまざまですが、大きく分けると先天的なケースと後天的なケースに分類されます。
先天的なケースの場合、上顎が小さく下顎が大きいなど骨格に問題が発生するケースがあり、これは遺伝による影響(親族に受け口を持つ人がいる)が大半です(´・∀・`)
また、後天的なケースが原因の場合では、日常的な癖が関係しています。
口呼吸をはじめ、指しゃぶり、唇を噛む癖、舌を前へ出す癖(舌癖)など、口腔習癖といわれるケースが受け口をつくる原因だとされています。
受け口を放置してしまうと正しい咀しゃくが困難になるほか、発音に支障が生じやすく、さらに重度になれば顎関節症のリスクも高まるでしょう(-_-;)
受け口を治す手術の種類
では、受け口の手術にはどんな種類があるのかを紹介します(`・ω・´)
受け口の手術は、レントゲンや歯科用CT等を用いて正確な検査や診断をおこない、症状や顔貌に応じて、以下の手術方法のなかから最適なものが選択されます。
なお、受け口の程度や分類によって治療方法が異なるため、一概にどの手術が適しているとは言えません。
詳細については担当医に相談してみてくださいね!
手術①上顎骨切り術(Lefort I型)
上顎骨切り術(Lefort I型)とは、上顎骨(上あご)を手術的に移動させることで顔面の形状や咬合(噛み合わせ)を改善する外科的処置の1つです。
上あごの骨を切り、上あごを前方に移動させます。
主な適応症例
- 上顎後退症
- 開咬(前歯が噛み合わない状態)
手術②下顎枝矢状分割術
下顎枝矢状分割手術は、下顎枝(下顎の後方部分)を矢状方向に切断し、顎の位置を調整する手術です。
エラの部分から後ろの骨を切り、下あごを後方に移動させます。
主な適応症例
- 中等度~重度の受け口(下顎前突)
- 顎の非対称性があるケース
手術③下顎前歯部歯槽骨切り術
下顎前歯部歯槽骨切り術は、下顎前歯の周囲にある歯槽骨を手術的に調整することで、咬合不正や顔貌のバランスを改善する治療法です。
具体的な方法としては、下あごの前方部分の骨を切り、後方もしくは垂直方向に移動させます。
主な適応症例
- 軽度の受け口
- 前歯部分の突出感があるケース
手術④下顎枝垂直骨切り術
下顎枝垂直骨切り術は、下顎の位置を調整するための手術です。
エラ部分を縦に切り、下あごを後方に移動させたり左右に調整します。
主な適応症例
- 軽度~中等度の受け口
- 周囲組織への負担を抑えたいケース
手術⑤両顎手術
両顎手術は、上顎骨と下顎骨の両方を手術的に調整することで、咬合不正や顔貌のバランスを改善する手術です。
具体的には、上あごと下あごの骨を両方切り、理想的な位置まで移動させます。
主な適応症例
- 上顎と下顎の位置異常が同時に存在する場合
- 複雑な咬合不正(開咬、受け口、過蓋咬合など)
受け口は先に手術した方がいい?
結論から言いますと、症例にもよりますが先に手術をしたほうが効果的です!
手術を先に行うアプローチ方法のことを〈サージェリーファースト〉と呼びます。
できれば、手術はせずに歯列矯正のみで治したい方も多いかもしれませんが、手術を受けることは決してネガティブなことではありません!
「痛そう」「怖そう」というイメージが先行しがちですが、手術をすると以下のような効果が期待できます(*^^*)
- 骨格的なズレが改善される
- 正しい噛み合わせが期待できる
- Eラインの整った美しい容貌が叶う
こうした理想的な口元を叶えることができるのもサージェリーファーストによる外科手術を受けることで骨格的な問題を根本から解決できるためです。
どうしても歯列矯正だけでは骨格の問題を完全に解消することが難しく、治療期間も長期化する恐れがあります。
ですが、サージェリーファーストを選択することで治療全体の期間が短縮され、早期に効果が実感できるでしょう。
手術を先に行うサージェリーファーストとは
サージェリーファーストとは、最初に挙げた外科手術を行った後に歯列矯正を行うアプローチ法のことです。
従来の方法では、術前矯正という方法で先に歯並びを整えてから外科手術を行い、その後に噛み合わせを整える方法が一般的でした。
しかし、手術後の歯並びを想定して術前矯正を行うと、1~2年程度は噛み合わせが不安定な状態になってしまいます(;´・ω・)
これでは咬合状態が不安定になったり、下あごがより強調された状態になってしまったりしてしまうのです。
一方、サージェリーファーストでは術前矯正は行わずに、はじめに顎の骨を整えてから歯列矯正を行います。
そのため、一時的に噛み合わせが悪い状態になるのは外科手術の直後のみとなり、従来の方法と比べて短期間で受け口の改善が期待できるのです。
サージェリーファーストのメリットデメリット
非常に有効な方法であるサージェリーファーストですが、良し悪しがあるのが事実。
ここからは、メリットとデメリットを紹介しましょう!
メリット
- 術前矯正を行わないため矯正期間が短縮できる
- 早めに見た目の改善が可能
- 手術時期を自分で決めることができる
- 手術後の歯列矯正の際に歯にかかる負担が減る
- 横顔のラインやフェイスラインを整えることができる
- 咀しゃくや滑舌など機能面の改善が期待可能
- むし歯や歯周病予防につながる
骨格の問題を根本から解決することができるため、見た目のコンプレックスが軽減され、結果的に自信にもつながります。
見た目の変化を早期に感じられるのは、大きなメリットでしょう。
顎の骨を適切な位置に移動させたうえで歯列矯正を行うため、歯を大きく動かす必要がなく歯列矯正のみの場合と比べて歯への負担を軽減することができます。
さらに骨格や歯並び、噛み合わせを整えることで汚れが溜まりやすい箇所の清掃が容易になり、むし歯や歯周病の予防につながる効果も期待できますよ(^^)/
特に受け口の場合、サ行・タ行・ラ行の発音が不明瞭になったり前歯をうまく使えず咀しゃくが不十分になったりすることがありますが、
手術を行うことで滑舌や咀しゃくといった機能面の改善も見込めるでしょう。
デメリット
- 治療できる歯科医院が限られている
- 手術後の噛み合わせは不安定になる
- 自由診療になるため費用が高額
- 入院期間やダウンタイムが必要
- 顔の痛みや腫れが生じる
- 痺れや感覚麻痺が起こる可能性がある
- 全身麻酔下で行うころからリスクがある
手術を行うための設備が整った歯科医院は限られており、一部の医院では治療が難しいことから専門的な医院で手術を受ける必要があるでしょう。
また、個人差はありますが手術後は約1ヶ月後から歯列矯正を開始するため、それまでの期間は一時的に噛み合わせが不安定な状態になります。
術後は、口の中を切開した傷が回復する過程で痛みや腫れを伴い、内出血が見られる場合もあることから一週間程度は安静にしたほうがベストです。
ダウンタイム中は食事など日常生活に一部制限がかかることがあるでしょう。
ほかにも症例によっては全身麻酔を使用した手術が必要なケースもあり、こちらも一週間程度の入院が求められます。
全身麻酔には副作用や合併症のリスクがあるため、精神的な不安を感じる方も少なくありません。
こうしたデメリットも考慮したうえで、検討することが重要です!
術後のダウンタイムや麻酔のリスクがある一方で、骨格的な問題や機能改善が期待できる外科手術は、
多くの患者様にとって生活の質を向上させるキッカケになるでしょう(`・ω・´)
手術で受け口を治したいとお考えの方は当院までご相談ください
受け口を根本的に解消するためにも外科手術は有効な手段の1つです。
ただし、症例によっては手術が適しているかどうか判断が難しい場合もあるでしょう。
そうした疑問や不安を解消するためにも、まずは当院で検査を受けてみてはいかがでしょうか?
当院では最初にカウンセリングの場を設けて、患者様の症状やお悩みを丁寧に伺っています(*^^*)
その後、詳しい検査や診査を行い、適切な診断を通じて最適な治療方法をご提案させていただいています。
ぜひ、ご自身の状態を知る上でも、まずはお気軽にカウンセリングをご利用ください。
みなさまからのご予約を心よりお待ちしております(^o^)/
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