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歯科矯正をするとよだれが出るのはどうして?


こんにちは、福岡の天神にある天神歯科・矯正歯科です。
歯科矯正治療を受ける際に、多くの患者さんが経験する症状の一つがよだれの増加です。歯科矯正を受ける患者さんはこの現象に不安や疑問を抱くことがありますが、実際には歯科矯正に伴う生理的な反応が原因です。今回は、歯科矯正におけるよだれの増加がなぜ起こるのか、そのメカニズムや対策についてご紹介していきます。

歯科矯正でよだれが増えるメカニズム

よだれ 矯正中

1,お口の環境の変化

歯科矯正治療を行うと、歯並びやかみ合わせの問題を解消するために力が加わります。これにより歯の位置が変わり、歯茎や口腔内の状態が変化します。さらに、矯正でかみ合わせの不和を改善するためにあえてお口が少し開いた状態を作る場合があります。歯を移動する過程で、こういったお口周りの環境の変化が起きると唾液の分泌を促進し、結果としてよだれの量が増えることがあります。

2,装置の存在

歯科矯正装置自体が口腔内に存在することで、口の中の空間が変化します。矯正装置はもともとお口に存在しなかった異物なので舌や頬、唇などの口腔周囲の組織が新しい配置に適応し、慣れるまでは唾液の分泌が増えることがあります。矯正装置によって引き起こされるこのよだれの増加は、治療の進行とともに徐々に緩和され、通常の状態に戻ることが期待されます。

3,発音や言葉遣いの変化

歯科矯正を始めると、一時的に発音や言葉遣いにも変化が生じることがあります。これは装置が装着されたことや歯並びの変化によって舌の位置が変わり、言葉の発音に影響を与えるためです。装置を装着した患者さんは、新しい口の中の感覚に慣れるために口腔内の動きや唾液の調節が活発になり、よだれが増えることがあるようです。

よだれが増えることへの対策はあるの?

よだれの増加に不安を感じる方もいらっしゃると思いますが、これは一時的な現象であり、治療が進むにつれてお口の中の環境に口腔内が適応し自然によだれの量は減少していきます。特に応急的な対策はありませんが自然に落ち着くのを待って問題ありません。
また、よだれの増加にはメリットも多く虫歯や歯周病の予防、口腔内や喉の乾燥を防いでくれます。特に矯正を始めたての頃はなかなか歯磨きも難しく矯正装置に汚れが残ってしまいがちなので、よだれの増加は良い方向に働いてくれます。適切な歯磨きをして虫歯や歯周病なく健康な歯並びを目指しましょう。

歯科矯正中の歯磨き

歯科矯正中の歯磨きは口腔内が複雑でプラークや食べかすが残りやすいので注意が必要です。ポイントとしては
・歯ブラシの毛先を磨きたい部分にあてる(歯ブラシの毛の先端部分を歯や装置にあてます。)
・毛先が広がっていない綺麗な歯ブラシを使う
・歯ブラシの頭が小さめの歯ブラシを使う(毛束が二列になっているものが磨きやすいと言われています)
・装置は下と上からも磨く
こちらの記事で歯磨きの仕方をご説明してますのでぜひご覧ください
https://tenjincure.jp/blog/%e6%ad%af%e7%a7%91%e7%9f%af%e6%ad%a3%e4%b8%ad%e3%81%ae%e6%ad%af%e3%81%ae%e3%82%b1%e3%82%a2%e3%81%af%e3%81%a9%e3%81%86%e3%81%97%e3%81%9f%e3%82%89%e3%81%84%e3%81%84%e3%81%ae%ef%bc%9f/
ワイヤー矯正 歯磨き

まとめ

歯科矯正におけるよだれの増加は生理的な反応であり、治療が進むにつれてお口の中が適応していくことで軽減されていきます。また、よだれの増加にはメリットも多く虫歯や歯周病予防を期待できます。ただし、矯正中の虫歯リスクは大きく適切な歯磨きが必要です。歯科医師や歯科衛生士と協力して衛生的な口腔内を保ちましょう。
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