こんにちは🦷✨
今日は抜かない矯正についてお話します😁❗

歯列矯正＝抜歯を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
今日は抜歯が必要な理由、抜歯をしなくても矯正はできるの？という点のお話をしていきます！

抜歯が必要な理由

歯列矯正をするにあたり、なぜ抜歯が必要になるかご存じですか？🤔

スペース作り

歯は顎の骨(歯槽骨)を土台に並んでいます。
この土台の【スペースが足りない】ことが原因で歯が並びきれず、凸凹した状態になります。
限りある土台の中で歯を並べるためには新たにスペースを作る必要があります！
そのスペースを作る方法として『抜歯』を行います。
スペースが足りない状態で歯を無理矢理並べてしまうと、歯の並びや噛み合わせを作るのに限界があったり、歯根（歯の根っこ）が飛び出してきてしまうこともあります・・・😥
安全に歯を並べるには、歯を並べられるだけのスペースが必要になってきます。

口元を下げるため

出っ歯や口ゴボと呼ばれる口元の場合、口元が『モコッ』と膨らんでいたり、唇がうまく閉じられないなどのお悩みがあります。
抜歯をすることで大きく口元を下げることができるので、横顔や唇が閉じづらいなどのお悩みを改善することができます。

抜かずにスペースを作る方法

抜歯をする理由が分かったところで、抜歯をしなくても矯正はできるのか？という質問に答えていきます！
答えは、歯並びの状態によっては抜歯をしなくても矯正はできます！
正中離開や歯間空隙（歯と歯の間に隙間がある状態。すきっ歯と言われることもあります。）や凸凹が小さい場合、抜歯をしなくてもキレイな歯並びや、噛み合わせを整えることができると判断した場合は抜歯をせずに歯列矯正をすることができます。
（私も歯列矯正経験者ですが、抜歯をせずに治療を行いキレイな歯並び・噛み合わせを手に入れることができました😁👍）
また、部分矯正の場合も抜歯をせずに治療を行います👌

スペースが足りていないのに抜歯なしで本当に並ぶの？という疑問がでてくるかと思います。
では抜歯をせずに並べる場合、どのようにしてスペースを作るのでしょう？🤔

抜歯以外のスペース作り

ＩＰＲ

ＩＰＲやディスキングと言われる方法で、歯と歯の間を専用の器具を使って削ることで隙間を作ります。
隙間を作ることでスペースを確保することが出来るのでこのスペースを利用して歯を並べていきます。
ＩＰＲは歯の表面の「エナメル質」といわれる層を、０．１mm単位で削っていき隙間を作ります。
『削る』と聞くと、健康な歯を削っても大丈夫なの？と不安に思うかたもいらっしゃると思いますが、歯の健康に影響のない範囲内で削っていくので心配は不要です😊
（ＩＰＲをすることで一時的にしみたりすることがありますが、徐々に落ち着いてくるのでご安心ください😊）

歯列の幅を広げる

歯が生えている歯槽骨の範囲内で歯列のアーチをわずかに広げることでスペースを作り出します。
歯槽骨のない場所には歯を移動することができないので、拡大を無限にできるわけではありません。

臼歯を後ろに動かす

臼歯と言われる、奥歯を後ろに移動することでスペースを作ることができます。
ワイヤー矯正の場合、アンカースクリューを固定源に歯を後ろに引っ張り動かします。
(アンカースクリュー：医療用のねじのこと。アンカースクリューについては近日別のブログをあげる予定です😁お楽しみに❢)

抜かずにスペースを作る方法が分かりましたね！
では歯を抜いた場合と抜かなかった場合の違いはなんでしょう🤔

見た目の違い

先述したように、歯を抜くことでスペースを作ります。
抜歯をしなかった場合、元あるスペースで歯を動かし並べることになるので抜歯をして並べた時よりも治療の限界があります。
スペースが無い場所に、無理矢理歯を並べると前歯が傾斜したような仕上がりになったり、歯の凸凹が完全に取り切れない可能性があります。
（元の歯並びや顎の大きさによって変わります！抜歯なしでもきれいに並ぶ可能性もあります）

抜歯をすることで十分なスペースを確保できるので仕上がりがよりスッキリとした印象になります。
また、抜歯をすることで口元が中に入るので横顔の印象も変わります。

噛み合わせ

治療の限界があるとお伝えしましたが、噛み合わせの仕上がりにも影響があります。
歯列矯正の目的は見た目の改善はもちろんですが、噛み合わせの改善も重要です。
抜いた場合・抜かなかった場合では歯の移動量が変わってくるので噛み合わせの仕上がりにも違いがでることもあります。

まとめ

『健康な歯を抜く』非常に抵抗がありますよね・・・。
歯を抜いたからと言って将来的に影響があるわけではありません❢
抜いた歯のスペースは矯正が進むにつれて閉じていき、治療終了時には隙間はない状態で終わります。
最初こそ抜歯した隙間が気になるかとは思いますが、だんだん隙間はなくなるのでご安心ください🤗

『歯を抜かずに歯列矯正をする』に越したことはありません。
しかし、歯を抜くには必ず理由があります。
精密検査を受けることで、『歯列矯正をするにあたり抜歯が本当に必要なのか、抜歯をしなくても綺麗に並べることができるのか』お調べすることができます！
検査時に頂いたお口のデータを元に一人一人に合った治療計画を立て、最適な治療方法をご提案させていただきます。
むやみやたらに歯を抜くことはないのでご安心くださいね😁！
当院の無料カウンセリングでは症例写真をお見せすることができるので、矯正のBefore/Afterを見てみたい方は是非無料カウンセリングにお越しください🥰