こんにちは!
福岡県の福岡市中央区天神にあります『天神歯科・矯正歯科』でございます(*^^*)
いつも当医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます(人”▽`)
本日は、「受け口は先に手術をした方がいいの?」についてお話させて頂きます!
受け口を治す方法は、歯列矯正と外科矯正があります。歯列矯正のみで治せる場合もありますが、
骨格の問題により受け口が生じている場合は、外科矯正が適しています。
外科矯正を検討している方の中には、「先に手術した方がいいの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
そこで今回は、受け口の手術の種類と、先に手術を行うサージェリーファーストについて解説します!
目次
受け口の手術の種類
受け口の手術は正確な診査診断を行い、症状や顔貌を考慮して以下の手術から適切な方法が選択されます。
- 上顎骨切り術(lefort Ⅰ型) :上あごの骨を切り、骨を前方に移動させる手術
- 下顎枝矢状分割術:エラの部分から後ろの骨を切り、下あごを後方に移動させる手術
- 前歯部歯槽骨切り術:下あごの前方部分の骨を切り、後方もしくは垂直方向に移動させる手術
受け口は先に手術した方がいい?
結論から言うと、症例にもよりますが先に手術するのがおすすめ(*^^)v
なぜなら、最初に見た目が改善されて、矯正期間が短縮できる可能性があるからです。
手術を先に行うアプローチ方法を「サージェリーファースト」と言います。
外科手術は入院が必要になるため、できれば歯列矯正で治したいという方も多いですが、
顔貌の改善とキレイな歯並びにするには、サージェリーファーストによる外科矯正がおすすめです(*^^)v
手術を先に行う「サージェリーファースト」とは?
サージェリーファーストとは、外科手術を先に行い、その後に歯列矯正を行うアプローチ方法です。
従来の方法では、「術前矯正」で歯並びを整えてから外科手術を行い、
その後に歯列矯正で噛み合わせを整えるのが一般的でした。
しかし、手術後の歯並びを想定して術前矯正を行うため、1~2年程度噛み合わせが悪い状態になります。
また、見た目が改善されるまで1年半~2年以上かかってしまうことも少なくありません(;´・ω・)
一方、サージェリーファーストは術前矯正をせず、あごの骨を整えてから歯列矯正を行います。
一時的に噛み合わせが悪い状態にならずに済み、従来の方法と比べ短期間で受け口の改善が期待できます!
サージェリーファーストのメリット・デメリト
サージェリーファーストのメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット
- 術前矯正を行わないため矯正期間が短縮できる
- 最初に見た目が改善する
- 手術時期を自分で決められる
- 従来の方法よりも負担が少ない
- 横顔のラインやフェイスラインも整えられる
- 咀嚼(そしゃく)や滑舌など機能面も改善できる
デメリット
- 治療できる歯科医院が限られている
- 手術後の噛み合わせは不安定になる
- 自由診療になるため費用が高額になる
治療の流れ
サージェリーファーストは、どのような流れで治療するのか気になる方もいるでしょう。
ここではサージェリーファーストの治療の流れについて紹介します。
1.精密検査 レントゲンや歯科用CTなどで精密検査を行います。
2.治療計画 検査結果をもとにドクターが治療計画を立てます。
3.外科手術 提携医療機関で外科手術を行います。
4.歯列矯正 術後の腫れや痛みが引いたら、歯列矯正を開始します。
まとめ
受け口の手術は大きな決断ですが、自分の理想の顔や歯並びに近づけることで、
コンプレックスから解放されて自信につながります。
また、見た目や噛み合わせの改善だけでなく、健康にもプラスになる可能性があるので、
受け口が気になる方、手術が必要なのか確かめたい方は当院までお気軽にご相談ください♪