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受け口は不正咬合の一種なの?


不正咬合 種類

こんにちは(^^♪
『天神歯科・矯正歯科』でございます(^o^)/

本日は「受け口は不正咬合の一種なの?」についてお話させて頂きます!

受け口は不正咬合の一種なの?

結論から言うと、受け口は不正咬合の一種です(*´Д`)
不正咬合(ふせいこうごう)とは何らかが原因で、上下の噛み合わせがうまく噛み合っていない状態のこと。
軽度の不正咬合の場合は日常生活への支障が起きにくいですが、放置すると口内だけでなく全身の健康面にも大きく影響を及ぼす可能性があります;つД`)
そこで今回は、不正咬合の一種である受け口の原因やリスクについて解説します!
また、受け口の治療法や受け口についてのよくある質問などもあわせて紹介(^o^)/
受け口の矯正を検討している方は是非、この記事を参考にしてください!
なお、当院の矯正治療については下記のページから確認できます。矯正方法や治療の手順などを詳しく知りたい方は、あわせてチェックしてください(*^^*)
【当院の矯正治療】

不正咬合とは?

不正咬合は、上下の噛み合わせが悪い状態です(-_-;)
受け口も不正咬合のひとつですが、下記の表のような歯並びも不正咬合の一種になります。
不正咬合 種類
引用:)渋谷矯正歯科|矯正基礎ガイド

上記の表にもあるように受け口は、下の前歯が上の前歯より前に突き出ている状態です。
専門用語では下顎前突(かがくぜんとつ)反対咬合(はんたいこうごう)と呼ばれています。
また、厚生労働省が行った平成28年度の歯科疾患実態調査では、12歳〜20歳までの受け口の割合は1,8%ということがわかっています(◎_◎;)
出典:)平成28年度歯科疾患実態調査

受け口の原因

受け口になる主な原因は、次の3つになります。

  • 遺伝的要因
  • 不均等な顎の成長
  • 舌や唇の悪癖

それぞれについて詳しく解説します!

遺伝的要因

歯並び 噛み合わせ 遺伝
遺伝が原因で、受け口になることがあります。
たとえば、顎の大きさや歯の形は遺伝しやすく、子どもが受け口になる可能性があります(;´・ω・)
ただし、親が受け口の場合に必ずしも子どもが受け口になるとは限りません。

不均等な顎の成長

上下の顎の成長するバランスが悪いと、受け口になりやすいです( ;∀;)
特に現代は柔らかい食事を好んで食べるため、噛む回数が減り顎が正常に発達しない傾向です。
上顎が育つ前に下顎が大きく成長することで、受け口になりやすいでしょう(-_-;)

舌や唇の悪癖

舌 癖 原因
日常生活での癖が原因で、受け口を引き起こすことがあります。
たとえば、舌は上顎の裏側の凹んでいる部分にあるのが本来の正しい位置ですが、
口呼吸では舌が通常より低い位置にあり、下の前歯を押すことで受け口になるのです。
また上唇を噛む癖は、上顎の前歯を内側に押し込んで下顎の前歯が外側に出るため、受け口になりやすいでしょう(-_-;)

受け口を放置するリスク

受け口を放置し続けると、次のようなリスクが考えられます。

  • 見た目の問題
  • 消化不良を起こしやすい
  • 発音の不明瞭さの増大
  • 歯の寿命が短くなる可能性

それぞれのリスク内容について詳しく解説します!

見た目の問題

受け口 顔貌 見た目
受け口は、見た目に大きな影響が出る歯並びです。
下顎が出ている見た目がコンプレックスに感じている方も少なくありません。
特に横から見たときに下顎が強調されるため、横顔に自信がないと感じる傾向です。

消化不良を起こしやすい

受け口は上下の前歯間が大きくズレているため、食べ物を噛むときには奥歯に力が集中します。
しかし、奥歯の噛み合わせがズレていることも多く、しっかりと食べ物をすり潰すことができません(>_<)
食べ物が細かくなっていない状態で胃に運ばれるため、消化機能への負担が大きくなり消化不良を起こすことも少なくありません。

発音の不明瞭さの増大

受け口は下の前歯や顎が前に出ているため、しっかりと唇を閉じることができません。
そのため「サ行」「タ行」などの言葉がハッキリと発音しにくく、舌足らずのような話し方になりやすいです。

歯の寿命が短くなる可能性

虫歯 歯周病 歯の寿命
噛み合わせの悪さは、歯の寿命にも繋がります。
受け口は一部の前歯や奥歯に負担がかかりやすい歯並びです。
長期的に過度な負担が前歯や奥歯にかかると、歯が欠けたり割れたりしやすいです(+o+)
また、歯茎が下がる原因にもなり、虫歯や歯周病へのリスクが高まります。
このように受け口は歯への負担が大きく、虫歯や歯周病を発症しやすいことから歯の寿命が短くなる可能性が高いです。

受け口の治療法

受け口を改善する治療法は、下記の通りです。

  • ワイヤー矯正
  • マウスピース型矯正
  • 外科矯正

なお、当院の矯正治療の詳しい内容や費用などについてはこちらのページから確認できます。
【当院の矯正治療の費用について】

ワイヤー矯正

ワイヤー 歯列矯正
ワイヤー矯正とは歯の表面にブラケットを装着した上にワイヤーを通して、歯を引っ張ることで歯並びを整える方法のことです。
ワイヤー矯正は歯列矯正の中でもポピュラーな治療法で、多くの不正咬合に対応できるのが特徴(/・ω・)/

また、ワイヤー矯正は大きく分けて表側矯正と裏側矯正(舌側矯正)の2種類があり、受け口の場合には裏側矯正がおすすめです!
裏側矯正(舌側矯正)では歯の内側にブラケットやワイヤーなどの装置を付けて、歯を移動させます。
歯は装置が付いている方向に動きやすい性質があり、裏側矯正(舌側矯正)では前に出ている歯を後ろの方向に引っ張って、効率的に動かすことができます。
さらに裏側矯正(舌側矯正)は歯の内側に装置を装着するため、目立ちにくく周囲の人から矯正していることが気づかれにくいのがメリット(^o^)/

特に、接客業や人前に出る仕事をしている方で、口元が目立ちにくい矯正方法を探している方におすすめの矯正方法です。
治療費は表側矯正より裏側矯正を高く設定しているところがほとんどですが、ここでは参考までに当院のワイヤー矯正の治療費を紹介します!

表側矯正:1,177,000円(税込)
裏側矯正:1,397,000円(税込)
(2024年9月時点)

ワイヤー矯正で使用するブラケット装置は、患者自身で取り外すことができません(>_<)
食事の際には、食べ物が装置に溜まりやすくなるのがデメリット。
さらに、装置の周辺の歯磨きが難しく虫歯や歯周病のリスクが高まる傾向です。
ワイヤー矯正の治療期間は、表側矯正と裏側矯正も2〜3年ほどになります。

マウスピース型矯正

マウスピース 歯列矯正
マウスピース型矯正は何十枚ものマウスピースを交換しながら、歯並びをキレイにする方法です。
透明なマウスピースは装着しても目立ちにくく、他人から矯正しているのを知られにくいのが特徴。
また、マウスピースは取り外しが可能で食べ物が詰まる心配がなく、矯正前と変わらず歯磨きケアができ、虫歯や歯周病のリスクがほとんどありません。
他にも、マウスピース型矯正では特殊な素材でできたマウスピースを交換しながら少しずつ歯を動かすため、人によっては痛みを感じにくいのがメリットです。
ただし、マウスピース型矯正は患者自身の管理が必要な点がデメリット。
使用するマウスピースは20時間以上装着し、指定された期間で交換する必要があります。

患者自身が管理できず担当医の指示が守れない場合には、計画通りに歯が動かないため治療期間が長引く可能性があります(+o+)
さらには、神経に血が溜まる歯髄充血や歯茎の位置が下がる歯肉退縮を引き起こすことがあります。
なお、当院のマウスピース型矯正の治療費は1,122,000円(税込)(2024年9月時点)で、矯正期間は約2〜3年になります。

外科矯正

受け口 外科矯正 手術
外科矯正とは歯並びの問題が歯ではなく、骨格に原因がある場合に手術で顎の位置を動かして、見た目や噛み合わせを改善する治療法です。
受け口の原因が骨格の場合には、顎の骨の一部を切り取る外科手術が必要になります。
施術内容によっては入院をしないケースもありますが、重度の歯並びの場合は全身麻酔が必要で、身体への負担が大きくなる傾向です。
また、従来の外科矯正では手術前に矯正治療を行うことが一般的でしたが、当院ではサージェリーファーストという外科手術を先に行う方法を取り入れています。
外科手術を矯正治療より先に行うことで、最初に外見が大きく改善するのがメリット(^o^)/
その後、矯正治療で歯並びの微調整を行い噛み合わせや見た目を整えていきます。
治療期間は矯正期間も含めて半年〜1年ほど。
治療費については、外科手術後にどの矯正装置を使用するかによって変わってきます。
ここでは参考までに当院の治療費を紹介します!

サージェリーファースト(表側矯正):1,870,000円(税込)※外科代別途必要
サージェリーファースト(裏側矯正):2,090,000円(税込))※外科代別途必要
(2024年9月時点)

受け口についてのよくある質問

質問 回答 Q&A
ここでは受け口についての、よくある質問について紹介します!

Q受け口の矯正後は後戻りしやすい?

A.矯正終了後に歯を固定させる保定装置(リテーナー)の装着時間が短いと、歯並びが元の位置に戻りやすいです。
リテーナーの装着時間や期間を守ることで、キレイな歯並びを維持できます!

Q受け口は自力で治せますか?

A.受け口の原因が歯にある場合には、自力で治せることもあります。
たとえば舌のトレーニングや口呼吸の改善などを行うことで、歯並びが治る可能性も否定できません。
しかし、自力で指や道具を使って歯を押すと、歯や歯茎を傷つけてしまう恐れがあります。
受け口を治したい場合には、歯医者で診てもらうことがおすすめです。

Q受け口は保険適用ですか?

A.矯正治療は自費診療が一般的です。しかし、重度の受け口で次の条件に当てはまる場合には保険適用の対象になります!

  • 先天性疾患:生まれつき口内に異常がみられる
  • 顎変形症:顎の大きさや形に異常があり噛み合わせのバランスが悪い
  • 前歯3歯以上の永久歯萌出不全が原因の咬合異常(埋伏歯開窓術を必要とするもの)

まとめ

受け口は不正咬合の一種で、放置していると虫歯や歯周病といった口内の病気だけでなく、消化不良といった全身的な健康のリスクもあります。
受け口を治したい方は、まず信頼できる歯医者を探すところから始めましょう!
なお、当院の矯正治療に興味のある方は、こちらも一緒にご覧ください(*^^*)
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