こんにちは(*^^*)
『天神歯科・矯正歯科』でございます(^^♪
中程度や重度ケースの受け口の矯正治療では、ワイヤー矯正で治療を進めます。
歯にはブラケットやワイヤーを装着させるのですが、歯並びの状態によって「バンド」という矯正装置を奥歯に付けることもあります。
こちらのバンドという矯正装置のことは、初めて聞いた!という方も多いかもしれませんね(´・∀・`)
そこで今回は、受け口の方の矯正治療に使用する「バンド」という器具とはどんな役割があるのか、
バンドを装着することのメリットやデメリットなどについてご説明していきます!
今後、矯正治療をご検討されている方は使用する機会があるかもしれません。
どのような装置なのか知っておくことで、歯列矯正治療を始める前の知識が広がることになります。
ぜひ、最後までご覧いただきお役立て下さい(^o^)/
目次
矯正治療で使うバンドってなに?
矯正治療で使用する「バンド」とは、金属製の厚みが薄いリングのことです。
材質にはステンレススチールやニッケルクロム合金が多く使われています。
真ん中の歯から数えて6番目の歯になる、奥歯に指輪のようにはめ込んで使用します。
バンドには「チューブ」と呼ばれている突起がついているものもあります。
こちらの突起がついたバンドタイプのものは、ワイヤー矯正に使うワイヤーを通すために利用します。
なんでバンドを使う必要があるの?
矯正治療でなぜバンドを使用する必要があるのでしょう?(。´・ω・)?
バンドを使用する効果はたくさんあります。
1.奥歯に銀歯やセラミックの被せ物があるとき
前から数えて6番目や7番目の歯に銀歯やセラミックなどの被せ物があると、ブラケット装置がつきにくく外れやすくなります。
その場合にはバンドを使用して、矯正用のワイヤーを通すようにすると効果的な矯正ができます。
2.ブラケット装置がつきにくい
歯の形態や性質上ブラケット装置が外れやすいことがあります。
着脱が多いと矯正治療にも影響が出てきてしまいますので、バンドを使用することがあります。
3.矯正力を強くしたい
歯並びのアーチを拡大したい時や奥歯でバンドを固定して矯正力をアップさせたいときに使用することもあります。
受け口の矯正治療でバンドを使用するメリットは?
矯正治療でバンドを使うメリットはどのようなことがあるのでしょう?
ここでは、受け口の治療でバンドの装置を使用するメリットについてご紹介していきます!
1.歯科矯正用アンカースクリューより違和感の軽減
歯を移動させるときに固定源をつくる必要になる場合があります。
その際に奥歯を固定源にすることがあるのですが、動かしたい歯と奥歯の引っ張り合いになってしまって奥歯が動いてしまうことがあります。
そうならないようにするために使うのが歯科矯正用アンカースクリューです。
チタン製でできた数ミリほどの小さなネジを歯ぐきに埋めて、奥歯の代わりに歯を動かすための固定源にします。
ネジを埋めると言っても麻酔をして痛みを感じないようにしておこないますので、
治療自体は15分程の短い時間になりますが、このような処置に対して抵抗を感じる方も少なくありません(-_-;)
2.ブラケットの着脱を防ぐことができる
ブラケット装置を歯に接着させる際には取れにくい材料を使用していますが、個人差によってすぐ取れてしまう方もいます。
そのような場合、来院頻度も多くなってしまいますが、バンドを装着すればそう簡単に着脱することはありません。
矯正治療も進みやすくなります!(^o^)/
3.強い固定源を確保することができる
基本的に奥歯に装着されるバンドですが、しっかりとした強い固定源を確保することができるので矯正の力に耐えることができます。
そのお陰でさまざまな歯の動きに対応することができます。
4.矯正治療の効果が得られやすい
ワイヤー矯正は固定式で外すことがなく、バンドも合わせて使用することで矯正力をしっかりと歯に伝えることができます。
歯の動きや進む実感など治療の効果が得られやすくなります。
受け口の矯正治療でバンドを使用するデメリットは?
バンドを使用する際のメリットについて先にお話しましたが、デメリットについても気になるところかと思います。
ここでは、バンドを使用した時のデメリットについてご説明していきます!
1.セパレートが必要なことがある
セパレートとは歯間分離(しかんぶんり)のことを言います。
バンドは歯にかぶせて使用しますが、隣の歯との隙間がないとバンドを歯にかぶせることができません。
そのため、セパレートと言ってバンドをかぶせる歯と歯の間に隙間をつくるために処置を行います。
歯と歯の間にゴムを挟んで、歯をほんの少し移動させてバンドが入るくらいの隙間をつくります。
そのため、ゴムを挟んでから2〜3日間は違和感を感じるでしょう(>_<)
処置後すぐにゴムが外れてしまった場合には、隙間をつくることができない状態なので、再度来院していただき処置する必要があります。
2.バンドのスペースが残ってしまうことがある
奥歯にバンドを装着させて矯正治療を行ったあと、全ての歯がキレイに並んだとしてもバンドを装着した部分にスペースが残ってしまうことがあります( ;∀;)
このように隙間が残ってしまった場合には再度矯正治療で微調整をおこないます。
3.汚れが溜まりやすい
バンドは突起もあるので磨き残しができてしまうと、プラーク(細菌)が溜まり歯ぐきにも炎症がおきやすくなります。
奥歯ということもあって歯ブラシが届きにくい状態でもあるので、しっかりと奥まで届くようなホームケアが大切になります(`・ω・´)
4.バンドがめくれた
歯にかぶせるバンドですがフィットしていない場合や強く噛んでしまったときにめくれてしまうことがあります。
頬や舌にキズつけてしまう原因にもなりますので、放置せずに歯科クリニックへ連絡しましょう!
応急処置としては、ブラケット装置のカバーでも使用するワックスが使えます。
バンドがめくれたところにワックスでカバーすると痛みが和らぐかもしれません。
5.バンドが外れてしまった
バンドはブラケット装置よりも外れにくいのですが、何かが原因で外れてしまう可能性もゼロではありません。
もしもバンドが外れてしまったときは自力で元に戻すのは難しいので、できるだけ早く受診するようにしましょう!
バンド装着後の注意点はある?
バンドを装着したあとの注意点についてもご説明しておきますので、取り扱いについて頭に入れておきましょう。
歯磨きでバンド周りの汚れをキレイにする
矯正治療ではブラケットやワイヤー、バンド、矯正用アンカースクリューなど器具をたくさん使用するケースがたくさんあります。
矯正器具がお口の中に装着されることで、汚れが溜まりやすく特に歯ブラシが届きにくい奥歯などは磨き残しができやすいポイントでもあります。
むし歯や歯肉炎などのリスクになりますので、バンド装着後はいつもより丁寧に磨くことをおすすめします(*’ω’*)
バンドを指や舌で触らない
バンドの装着直後は違和感があり気になるかと思いますが、指や舌でいじってしまうと矯正装置の破損やケガなどのトラブルにつながるかもしれません(>_<)
どうしてもチクチクして痛い・・( ;∀;)
など気になる場合には、受診して矯正医に調整してもらいましょう。
今回は矯正治療で使用する「バンド」とはどういうものなのか、バンドを使うメリットやデメリットについてもご説明しました!
これから、矯正治療を始める方のイメージにつながれば嬉しいです。
矯正に関して気になることがあれば、カウンセリングもおこなっておりますのでお気軽にご連絡下さい(^o^)/
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