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歯を抜かない歯科矯正にはどんなものがある?


抜歯 スペース 歯列矯正

こんにちは(*^^*)
天神歯科・矯正歯科です(*‘∀‘)

歯列矯正を行う際、抜歯が必要になるケースがあります。
とはいえ、歯を抜くことに戸惑いを感じ、「健康な歯を抜いてしまうの?」(。´・ω・)?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
歯並びやかみ合わせにもよりますが、一般的に抜歯を行った方が理想的な歯並びをめざせるケースが多いといえます。
けれども、「健康な歯をできるだけ残したい」という方に、歯を抜かないで行えるおもな歯列矯正方法を紹介します!

歯を抜かないおもな歯科矯正は3種類

歯を抜かずに歯列矯正を行う方法は以下の3種類があります!

1.「マウスピース型矯正装置」を使った歯科矯正

矯正方法 装置 抜歯
マウスピース型矯正装置は、透明な装置のことで、それを使用して少しずつ歯を動かす矯正方法です(´・∀・`)
目立ちにくく取り外しができるのが特徴で、食事や歯磨き時には装置を外せるというメリットがあります。
軽度から中度の不正咬合に適した矯正方法で、抜歯せずに歯を動かすスペースを確保できる場合があります。

2.ワイヤーとブラケットによる「ワイヤー矯正」

ワイヤー 装置 矯正方法
ワイヤー矯正とは、歯の表面にブラケットといわれる器具を装着し、そのブラケットにワイヤーを通して力をかけることで歯を少しずつ動かす方法です。
長い歴史のある歯科矯正治療のひとつで、軽度から重度の不正咬合まで幅広い症例に対応できます(`・ω・´)
複雑な歯並びや顎に問題のあるかみ合わせを治療するのに効果的で、細かい調整が可能です。
歯並びやかみ合わせの状態にもよりますが、抜歯せずに歯並びを整えられる可能性があります。

3.「歯科矯正用アンカースクリュー」を用いた歯科矯正治療

TADs アンカースクリュー 矯正用ネジ
「歯科矯正用アンカースクリュー」とは、矯正治療において歯を効率的に動かすために用いられる小さなチタン製の医療用ネジのことです。
骨に直接固定することで、歯を動かす際の固定源(アンカー)として使用されています。

従来は、奥歯を固定源として使い、力をかけることで歯を動かしていました。
けれども、動かしたくない歯にも影響が及んでしまい、奥歯自体が動いてしまうこともありました(>_<)
そこで、アンカースクリューを顎の骨に直接固定することで、歯を動かす際に安定した支点を確保し、
他の歯に影響を与えずに効率的に治療を進めることができるようになったのです!

スクリュー自体は小型で目立ちにくく、装着後も日常生活に影響を与えることはほとんどありません。
出っ歯や受け口など、歯を大きく動かす必要がある場合に、アンカースクリューを使って効率的に歯を動かすことが可能です。
他の歯に負担をかけず、動かしたい歯のみを動かせるため、抜歯をせずに歯並びを整えられる可能性があります。
矯正治療が完了した際には、簡単に取り外せます(*’ω’*)

どうして歯列矯正で抜歯をするのか

抜歯 スペース 歯列矯正
そもそも、どうして歯列矯正では抜歯をすることが多いのでしょうか(。´・ω・)?
日本人で一番多い不正咬合である「叢生(そうせい)」は、歯がキレイに並ぶスペースがないことで、歯がガタガタになったり歯が重なったりして歯並びが乱れます。
平成23年(2011年)に行われた歯科疾患実態調査によると、12~20歳の不正咬合のうち、叢生の方は44.3%ですΣ(・ω・ノ)ノ
歯列矯正で適切な位置に歯を並べる場所が足りない場合、歯を抜いて必要なスペースを確保することがあるのです。
参照:厚生労働省e-ヘルスネット「不正咬合の種類と実態」

また、叢生のほかに、

  • 出っ歯といわれる上顎前突(じょうがくぜんとつ)
  • 受け口といわれる反対咬合(はんたいこうごう)

なども抜歯をすることがあります。
これらのかみ合わせが重度の場合は、口元が強く突出しており、歯列全体を後ろに下げる必要があるため、お口の状態に応じて抜歯を行うことが一般的でした。
けれども、先ほどご説明したアンカースクリューなら、抜歯することなく、スクリューを支点に奥歯を後方に動かし、歯列を整えられるケースがあります!

歯を抜かない歯列矯正が適しているケース

可能 不可能 できる できない
歯を抜かない歯列矯正が適しているケースには、顎のサイズや歯の並び、かみ合わせの状態など、いくつかの条件があります。

軽度から中等度の不正咬合

歯並びの乱れが軽度から中等度のケースで、顎のスペースに少し余裕があれば、抜歯をしなくても矯正が可能なケースがあります。

歯の移動距離が大きくない

歯の大きな移動距離が必要でない場合や、歯を少し移動するだけでキレイな歯並びが実現できる場合は、抜歯をせずに治療を進めることが可能です。
軽度の出っ歯や受け口などのケースでは、歯を抜かずに矯正できるケースがあります。

歯を移動させるスペースがある

歯を移動させる際、奥歯を少し後ろに移動させることができれば、必要なスペースを作ることができる場合があります。
歯科用アンカースクリューを用いて歯を固定し、効率的に歯を移動させる方法もあります。

健康な歯を抜かない歯列矯正の方法

歯を抜かずにスペースを作りだすには、3つの方法があります。

1.歯科用アンカースクリューを使う

矯正用ネジ TADs アンカースクリュー
歯科用アンカースクリューを使って、奥歯の位置を後ろに移動し、歯の手前側に歯並びを整えるスペースを作ります。

2.歯の側面を少しだけ削る

歯の表面にあるエナメル質をごくわずかだけ削ってスペースを確保し、歯を並べる方法です。
これを「ディスキング」といいます。
IPR 歯を削る 
歯を削ることで心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、削る量は最小限に抑えられているため、
歯に対するダメージは少なく、抜歯することなく矯正治療が可能となることがあります。
特に、八重歯など前歯の軽度な重なりに適した治療法です(`・ω・´)

3.親知らずを抜く

歯科 矯正歯科 親知らず
抜歯をすることが心配な方でも、歯列矯正をする場合は親知らずを抜くことをおすすめします。
親知らずは、そのままにしていると歯並びを悪化させる原因になることがあるからです(◎_◎;)
全てのケースで歯並びに悪影響を与えるわけではありませんが、横向きや斜めに生えている親知らずの場合、
隣の歯を押してしまうことで力が加わり、歯が徐々にずれていく場合があります。
親知らずが完全に生えず、一部が歯ぐきの中に埋まっている状態でも、周囲の歯に負担がかかり、位置がずれることが考えられます。

また、矯正治療後、親知らずが後から生えてくると、再び歯に圧力がかかり、治療によって整えられた歯並びが後戻りする可能性があるので注意が必要です。
子どものころに歯列矯正を行ったにも関わらず、歯並びが乱れてしまう原因のひとつに、「矯正後に親知らずが生えてきて歯並びが変化した」というものもあります。
このように、親知らずを抜かずに残しておくと、トラブルの原因となるケースがあるため、親知らずが生えている場合は、抜歯して歯が後ろに移動できるスペースを作ります。

歯を抜く?抜かない?歯列矯正のご相談は天神歯科・矯正歯科まで

歯列矯正を行う際は、抜歯をしたほうが効率よく歯が理想の位置に動く場合もありますが、抜歯をしないさまざまな方法もあります。
天神駅から約徒歩10分の「天神歯科・矯正歯科」では、「歯を抜く」「歯を抜かない」などの患者さんの希望も丁寧におうかがいし、お一人おひとりに合わせた治療をご提案いたします!

当院は、歯列矯正を専門とするクリニックで、複数の治療法をご用意しています(^o^)/
どの治療法が適しているかはお口の状態によってさまざまですので、まずは当院までご相談ください☆彡

※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。

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