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受け口の施術をするとむくみが気になる?


下顎前突、反対咬合とも呼ばれる受け口は、見た目だけでなく健康面でも様々な問題を引き起こす可能性があります。
歯科矯正治療は、この受け口を改善する治療方法として有効な手段の一つですが、
中には矯正治療で受け口を治療する際の「むくみ」について気になる方もいらっしゃるかと思います。本記事では、この受け口の治療とむくみの関係について、対処方法なども含めて詳しく解説していきたいと思います!

受け口を放置したらダメな理由

受け口は審美的な問題をはじめ、
健康上や生活上にいくつかの問題を引き起こす可能性があります(;´・ω・)

咀嚼機能の悪化

受け口の場合、上下の噛み合わせがズレて正しく歯が咬合していないことが多いため、
食事の際の咀嚼機能が悪化します。
また、食べ物を咀嚼しにくいだけでなく、不正な歯列によって上下の歯が均等に噛み合わないことから一部の歯に過剰な負担が生じ、歯の摩耗や亀裂、最悪の場合破折に繋がることで、歯の健康や寿命に影響が及ぶリスクも考えられるでしょう。

顔の不均等さ

天神 歯列矯正 受け口

下の歯が突出している受け口は、横顔や顔の印象に影響する要因の1つであり、
特に重度の受け口が見られる場合、顎が大きく目立つことで顔全体のバランスが損なわれます。
このようなケースでは、特に外見に関する自己意識や自信の低下を引き起こしやすいことから、
社交性や対人的なコミュニケーションにも影響を及ぼす可能性もあるのです。

発音の問題

上の前歯と隙間が空いてしまうような重度の受け口では、会話する際の発音にも影響を与えることがあります。特に、サ行やタ行などの発音時に不明瞭になってしまうことが多いとされており、発音のしにくさによっては人間関係だけでなく、学業や就業にも大きな影響を与えかねません。

上記の問題点は、受け口を放置することで悪化する可能性があります。
そのため、受け口の治療は適切なタイミングで、成人の場合にはなるべく早めに行うことが重要です。

受け口の施術内容

受け口 矯正 ワイヤー矯正

上の歯ではなく下の歯が前に突き出ている受け口は、正常な噛み合わせではないことが多いため、ほとんどのケースにおいて治療が必要になります。
受け口を含む歯並びの問題は自力で治療するには困難であることから、
医療機関で施術を受ける必要がありますが、この中でも最も一般的な治療方法が歯を動かして歯並びと噛み合わせを改善する「矯正治療」です!
美容整形手術でも骨を切ることで審美的に受け口を改善できるケースもありますが、
骨格を整えることと合わせて噛み合わせをしっかりと調整する必要があるため、
多くの場合は歯列矯正単体で、または骨格的に骨を切る必要がある場合には
歯列矯正+外科手術が選択されます。

受け口を矯正治療で治す際には、具体的に下記の方法が用いられます。

矯正装置の装着

天神 矯正

歯を動かすための装置は、大きく分けて歯に直接装置を装着してワイヤーを併用する
「ブラケット矯正」と、取り外し式のマウスピースを順番に交換する「マウスピース(アライナー)矯正」の2つに分けられます。
さらにブラケット矯正には、歯の表側に装置を装着する「表側矯正」、歯の裏側に装置を装着する「舌側(裏側)矯正」、これら二つを合わせた「ハーフリンガル矯正」があります(*^^)v
いずれも歯を動かす作用機序は同じですが、メリットやデメリット、料金にも違いがあるため、自分のライフスタイルにあった方法で無理なく治療方法を選択しましょう(*’ω’*)

小児の場合には、歯を動かす前に取り外し可能な矯正装置を用いて、
顎の成長をコントロールするアプローチもありますが、永久歯が生え揃った成人の場合、
矯正治療で歯を動かす際には主に上記の2つから選択します。

悪習癖の改善

受け口は遺伝によって先天的に引き起こされる疾患でもありますが、
舌の悪い癖などによって後天的に生じるケースも少なくありません(-_-;)
この悪習癖は、口で呼吸する「口呼吸」や、舌で前歯を押す「舌突出癖」などがあり、
歯列や骨格が形成される成長期に慢性的に行われることで、
受け口をはじめとする不正咬合の誘発に繋がります。

成人の場合でも、矯正治療後にこの悪習癖によって歯並びが後戻りすることも多くあるため、
矯正治療と合わせて悪習癖を改善し、歯列を支えている口腔周囲の筋肉が正常に機能するようにするこのようなアプローチも重要です!

外科手術

天神 矯正 外科手術

重度の受け口の場合、矯正治療だけでは受け口の治療効果が十分でないことがあります。
このような場合、顎の位置や大きさを修正するために外科手術が必要になることも少なくありません。骨格によって受け口が生じている場合には、この外科手術と歯列矯正を併用する「外科的矯正治療」を行うことで、
受け口を噛み合わせのズレや顔のアンバランスさに繋がっている受け口を改善できます(^_-)-☆

矯正治療でむくむのはなぜ?

割合としては少ないものの、矯正治療を受けると一時的にむくみが現れると感じることがあります。
これは、主に矯正治療による食事の変化が大きな理由と言えるでしょう(。´・ω・)
矯正装置を装着したばかりは特に、装置による違和感や、
歯が動く際の痛みから普段食べるものが変化しやすいとされています。

歯科 矯正歯科 食事

比較的柔らかい食べ物を好んで摂取する機会が多くなり、栄養素が偏ることで一時的にむくみが生じることも考えられます(;゚Д゚)
治療を開始して間も無くは、歯を動かす痛みや慣れない装置の違和感によりお粥やヨーグルトばかりを食べる方も多い傾向にありますが、無理のない範囲で塩分の排出を助けるカリウムが含まれる柔らかい食品(バナナやアボカドなど)も摂取することをおすすめいたします!!

ただ、全てのむくみが矯正治療に繋がっているとは限りません。
例えば、塩分の摂りすぎやアルコールの摂取、
女性の方はホルモンの影響でもむくみが生じやすくなります。

また、睡眠不足やストレスが原因で起こることもあるため、一概に矯正治療によるむくみと決めつけるのは避け、生活習慣に気をつけながら治療を進めていきましょう(‘ω’)ノ

むくみを解消するには?

受け口の治療によるものはじめ、一時的なむくみは矯正治療の効果に大きな影響を及ぼすことはありませんが、下記のようなむくみの解消方法にて症状が緩和することもあります。

ホットタオルやマッサージ

ホットタオル むくみ マッサージ

顔のむくみには、ホットタオルを使用して顔を温めることで血行が促進され、顔のむくみが改善することがあります。
また、クリームを使用して顔周りを優しくマッサージすることも、むくみの解消に繋がることがあるとされています。
ただ、矯正治療中の方は装置による粘膜への傷や矯正装置の脱離、歯の動揺などに繋がらないように、なるべく口周りへの刺激は避けるようにしてください(+o+)

入浴

シャワーではなく、湯船に浸かることでリンパの流れがよくなり、
むくみの症状を緩和できることがあります!

ストレッチや体操で体を動かす

むくみ解消 運動 ストレッチ

運動不足はむくみが生じる原因の一つです。
矯正治療中でも抜歯後や外科手術後を除き、無理のない範囲でストレッチなどで体を動かすようにしましょう(^o^)/

まとめ

受け口の治療を受ける際には、一時的なむくみが生じることは稀にあるものの、
程度としては一般的に日常的なものに分類されると言えます。
このような一時的なむくみは適切なケアと管理によりある程度軽減できるため、
生活習慣や食事に気をつけて過ごすことが重要です!

ただ、外科施術を併用する外科的矯正治療の場合、
術後に一時的な腫れやむくみが生じることが多くあることから、
無理に体を動かしたりせずになるべく安静に過ごし、症状が引くのを待つことをおすすめいたします!

矯正治療を受ける際、むくみの症状について気になる方は、
適切なケアを行いつつ、担当医のアドバイスに従いながら矯正治療のゴールを目指しましょう(*^^*)

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