ゴムかけをさぼるとどうなる？ - 天神歯科・矯正歯科

こんにちは！
福岡県にあります『天神歯科・矯正歯科』でございます(*^^*)

本日は「ゴムかけをさぼるとどうなる？」についてお話させていただきます！

矯正治療中に上下の装置間に装着する顎間ゴム。
付け替えの面倒さや、見た目が気になるからという理由でさぼっていると矯正治療に大きな影響があります(；ﾟДﾟ)

今回は、ゴムかけの目的やさぼったときの影響について詳しく解説します。
これから矯正治療をする方、矯正治療中の方はぜひ参考にしてみてくださいね(*’ω’*)

0.1 ゴムかけは何のために行うの？
0.2 ゴムかけはいつ行うの？

1 ゴムかけをさぼったらどうなるの？

ゴムかけは何のために行うの？

ゴムかけでは、上下の歯列それぞれ離れた矯正装置をまたいで、
医療用の小さな輪ゴムをかけることで歯を移動させます。
そもそもゴムかけは何のために行うのでしょうか？
ここでは、ゴムかけの目的について解説します。

上下の噛み合わせの調整

ゴムかけの大きな目的は、上下の噛み合わせを調整することです！
ブラケットやマウスピースによる矯正装置は歯の前後左右の動きを調整できますが、
垂直方向に歯を動かすことには向いていません。

上下の歯の間に隙間があるような場合は、
噛み合わせを調整するためにゴムかけによって歯を引き出したり、
傾いた歯を起こしたりする必要があるでしょう。

歯の微調整

ゴムかけによって、ブラケット装置やマウスピースだけでは調整しにくい細かい歯の移動が可能です！
上下の装置にゴムをかけることで、ゴムをかけた歯を前後に移動させます。
ゴムは種類によって強度が異なり、歯の状態に合わせて歯科医師がゴムを選びます。
見た目だけでなく、良く噛めるなどの機能性の高い歯並びを目指すには、ゴムかけは必要不可欠なものです。

治療期間の短縮

ゴムかけを適切に使用することで、治療期間の短縮につながる可能性があります。
矯正装置の力だけではなく、ゴムの力を使うことで、効率的に歯を動かすことが可能になり、
治療期間を短縮することができます！
しかし、治療計画のご説明の際に、既にゴムかけの治療期間を含めた期間でご案内することもありますので、
治療プランはしっかり確認しておきましょう！
プランに含まれていた場合は、使用時間などはしっかり守る必要がありますので、ご協力の程よろしくお願いいたしますm(__)m

ゴムかけはいつ行うの？

ゴムかけを行う時期や期間は歯並びの状態によって異なります。
多いケースでは、歯がきれいに並んできた治療の中期～後期の期間に噛み合わせや微調整のために歯科医師から指示されます。
また、ゴムかけが必要な期間についても人によってそれぞれで1～2か月でいい方もいれば、1年以上必要な方もいます。
ゴムかけの装着時間は歯科医師の指示にもよりますが、
一般的には食事や歯磨きの時間を除いて一日20時間以上の装着が望ましいとされています。

ゴムかけをさぼったらどうなるの？

ゴムかけのゴムは毎日自分で取り換える必要があり、手間を感じることもあるでしょう。
また、痛みや見た目が気になってつい外してしまいたい気持ちになる方も少なくないと思います。

一見地味なため、「やらなくても変わらないのでは？」と思われるゴムかけですが、
さぼってしまうと治療に大きく影響してしまいます(-_-;)

治療が長引く

ゴムかけを指示通りに行わないと、治療期間が長引きます。
ゴムかけをしないと治療が計画通りに進まないため、いつまでたっても歯並びは変わりません。

治療が長引くと矯正装置の煩わしさから解放されません。
治療を予定どおり完了するためにもゴムかけは重要な治療になります！

痛みが長引く

ゴムかけの始める頃は痛みがありますが、およそ1～2週間で慣れてきます。
ゴムかけをしないほど痛みはいつまでも続くので、手間や痛みを乗り越えて習慣化していけるといいですね！

痛みがひどいときは歯科医師に相談してみましょう。
痛み止めの処方やゴムの種類を変えるなどの対応によって、痛みが楽になる可能性があります。

仕上がりのクオリティに影響する

ゴムかけは最終的な歯並びや噛み合わせのクオリティに影響します(´・∀・｀)

矯正用のゴムを使用することで細やかな歯の移動が可能となります！
見た目のきれいさと正しい噛み合わせのためには、歯の微調整が重要です。
また、噛み合わせは歯の寿命や頭痛、肩こり、顎関節症などの体にさまざまなところに影響を与えます。
せっかく高額な費用で矯正をするなら、きれいな歯並びだけでなく、良く噛める噛み合わせを目指しましょう‼

ゴムかけをサボると心理的にも影響がある

ゴムかけをサボることは、治療の進行状況の他にも心理的な面でも影響を及ぼす可能性があります。
歯列矯正は治療の成果や進行具合の期待と不安の中行われます。
ゴムかけをサボってしまい、治療期間が延びてしまうことはストレスと感じてしまう方も多く、
気持ちの面で影響が出てしまうでしょう;つД｀)

モチベーションの低下

ゴムかけを1日でもサボってしまうと、サボり癖がついてしまい、何度も繰り返してしまう可能性が高いです(-_-;)
その結果、歯が思うように動かず、治療が進んでいかなくなってしまい、
矯正治療へのモチベーションが下がってしまうことになりかねません( ；∀；)

モチベーションを下げないためにも、ゴムかけは1日もサボらないようにすることが大事になります！
矯正治療を成功させるためにも、しっかりと頑張っていきましょう(　´∀｀)bｸﾞｯ!

ストレス

ゴムかけをサボってしまうこと自体にはストレスは感じないかと思いますが、
サボってしまった結果、治療期間が延びてしまうことが一番のストレスかと思います(;´･ω･)
診断の際にお伝えさせて頂く矯正治療の期間はあくまでも、プラン通りに治療を進めていくことで達成される期間になります。
そのため、通えない期間が発生すれば、その分治療期間も延長されますし、
ゴムかけをサボって、思うように歯が動かなければ、追加で動かす必要があるため、
その分も治療期間に影響が出てしまいます;つД｀)

ストレスを感じてしまうと段々と、調整に通院することにもストレスを感じてきてしまう恐れもあるため、
それは避けなければならない事態と言えます。
ゴムかけのサボりがストレスの原因にならないように、しっかりと頑張っていきましょう！

矯正治療の結果への失望

ゴムかけをサボることで、仕上がりに差が出てしまう可能性がありますΣ(￣ロ￣lll)
キレイな歯並びや噛み合わせになることを期待して始めた矯正治療であればあるほど、
仕上がりに差が出てしまった場合は、失望感が大きく出てしまうでしょう(-_-;)
仕上がりに満足頂けるように担当医もできる限りのことはさせて頂きますが、
ゴムかけなどご自宅で行って頂く処置に関してはどうしてもご協力を頂かなくてはなりません。
矯正治療を成功させるためにも、一緒に頑張っていきましょう！