マウスピース型矯正

マウスピース型矯正の独自性と特長

マウスピース型矯正、特にインビザラインは、さまざまな症例に応じた対応が可能となっています。
治療後の成果や患者さまの満足度は、歯科医師の緻密な治療計画に大きく左右されます。

マウスピース型矯正の独自性と特長

天神歯科・矯正歯科のマウスピース型矯正
(デザイン矯正)の特徴

天神歯科・矯正歯科では、裏側矯正の経験を基に、精密検査に基づいた丁寧な治療計画を立て、咬み合わせや口元の見た目にも配慮したマウスピース型矯正を行っています。

セファロ画像を用いた口元バランスの重視

歯並びだけでなく、顔と顎の骨格のバランスも重要です。
セファロ画像を使ってこれらを分析し、「前面」だけでなく「側面」からも美しい口元を目指します。

セファロ画像を用いた口元バランスの重視

咬み合わせと機能を重視した治療計画

歯や顎の機能を無視した治療は考えられません。
マウスピース型矯正であっても、咬み合わせを含めて細かくチェックし、治療計画を立てます。

咬み合わせと機能を重視した治療計画

口腔内スキャナーによる歯型の精密撮影

患者さまの負担を最小限に抑えるため、スティックタイプのカメラで歯型を3Dスキャンします。
これにより、精度の高いマウスピースの製作が可能となります。

口腔内スキャナーによる歯型の精密撮影

マウスピース型矯正以外の治療プランの提供

症状に応じて、マウスピース型矯正以外の方法がより迅速で美しい結果をもたらすこともあります。
軽微な症状の場合は部分矯正が適していることもあります。
天神歯科・矯正歯科では、あらゆる症状に対応可能な環境を整えています。

マウスピース型矯正以外の治療プランの提供

マウスピース型矯正(インビザライン)の特徴

マウスピース型矯正(インビザライン)は、アメリカのアライン・テクノロジー社が開発した独自の治療システムです。このシステムは、世界中の様々な臨床データに基づいたデジタル技術を用いて治療計画を作成し、高い再現性と精度を持つことが特長です。

マウスピース型矯正の歯の動かし方

マウスピース型矯正では、治療の進行に伴い異なる形状のマウスピースを交換して、段階的に歯を動かしていきます。
マウスピースの総枚数は個々の症状によって異なります。
治療開始時点では、歯のデコボコがマウスピースにも反映され、初期の段階ではデコボコが顕著に見えます。約半年が経過すると、特に前から二番目の歯が動き始め、歯並びに変化が現れます。
10ヶ月が経つと、歯が歯列のアーチ上に整い始め、前歯の列が徐々に下降してきます。
治療完了時には、歯の隙間がなくなり、美しい歯並びが実現します。

マウスピース型矯正の歯の動かし方

マウスピース型矯正
のメリット

1. 目立たない透明なデザイン

マウスピースは薄く透明な素材で作られており、日常生活において目立つことなく治療を進めることができます。

目立たない透明なデザイン

2. 痛みの少ない治療

10日から2週間ごとにマウスピースを交換するため、歯の動きは微細で、痛みも少なく感じられます。

痛みの少ない治療

3. 取り外しが可能

食事時や歯磨きの際には、マウスピースを自分で取り外すことができます。これにより、食事の選択肢に制限がなく、食べ物が装置に詰まるといったストレスもありません。

取り外しが可能

4. 通院の手間が少ない

マウスピースの交換は自宅で行うことができるため、通院は約1〜3ヶ月に1回で済みます。

通院の手間が少ない

マウスピース型矯正
(デザイン矯正)の注意点

マウスピース型矯正(デザイン矯正インビザライン)は多くのメリットがありますが、注意が必要な点もあります。

1日に20時間以上の装着が必要

治療の効果を最大限に引き出すため、マウスピースは1日に20時間以上の装着が必要です。

1日に20時間以上の装着が必要治療の効果を最大限に引き出すため、マウスピースは1日に20時間以上の装着が必要です。

難しい症状には対応が難しい場合も

マウスピース型矯正は、一部の難しい症状には対応が難しいこともあります。

難しい症状には対応が難しい場合もマウスピース型矯正は、一部の難しい症状には対応が難しいこともあります。

マウスピース型矯正の治療フロー

マウスピース型矯正(デザイン矯正)はデジタル技術との相性が良いため、矯正前から後の変化をデジタルシミュレーションで患者さまにご覧いただけます。

1. カウンセリング

患者さまの希望や症状を詳しくヒアリングし、矯正治療や費用に関する不安や疑問点を解消します。この段階で口内と顔の撮影を行います。

カウンセリング

2. 精密検査・診断(約45分)

具体的な治療計画を立てるために、3DCTスキャン、写真撮影(口腔内・顔面)、3D光学カメラによる歯型取得を行い、後日診断結果をお伝えします。歯並びやかみ合わせを正確に把握するための重要なステップです。

精密検査・診断(約45分)

3. マウスピースの製作

マ治療を進めることが決まったら、専用アプリケーションでマウスピースの設計を開始します。顎の骨格や歯の動きを考慮した微調整が行われ、矯正専門医が各段階をチェックします。

マウスピースの製作

4. 治療の開始

マウスピースが完成したら、治療を開始します。マウスピースは順番に付け替えていくだけで、1〜3ヶ月に1回の頻度で通院し、経過を確認していきます。

治療の開始

5. 治療完了と保定期間

治療が完了したら、1〜2年間リテーナー(保定用マウスピース)を使用し、歯列を安定させます。保定期間中は約4回の通院をお勧めしています。

治療完了と保定期間

※マウスピース型矯正装置(インビザライン)は薬機法の対象外であり、医薬品副作用被害救済制度の対象ではありません。

マウスピース型矯正の よくある質問

マウスピース型矯正の痛みの程度は?
マウスピース型矯正(デザイン矯正)は、歯を動かす距離が一度に少ないため、患者さんによってはほとんど痛みを感じないことがあります。
これは、歯にかかる力が比較的穏やかであるためです。
一方で、ワイヤー矯正は装置を新しく取り付けたり、調整した後にしばしば痛みを感じることがありますが、マウスピース型矯正も新しいマウスピースに交換する際、少し窮屈な感覚や違和感、または痛みが生じることがあります。
特にワイヤー矯正の場合、食事中も装置を付けたままなので、歯を噛みしめるときに痛みを感じることがあるのですが、マウスピース型矯正では食事時にマウスピースを外すことができるので、痛みを感じにくいのが特徴です。
矯正中の口内の不快感はありますか?
矯正治療中には、時折口内炎や口の中の小さな傷などが生じることがあります。
しかし、マウスピース型矯正では使用されるプラスティックが滑らかであるため、口の中を傷つけるリスクが低く、その結果、痛みが少なくなると言えます。
マウスピース装着時の話しにくさはありますか?
マウスピースを装着した直後は、違和感を感じることがありますが、その違和感は時間の経過と共に減少します。
マウスピース自体の薄さ(約0.5mm程度)が、この適応過程を容易にしており、次第に口内にあるマウスピースに慣れてきて、話す際の違和感もなくなるというのが一般的です
マウスピース装着しながら食事できますか?
マウスピースをつけたまま食事をすることは避けるべきです。
装着した状態で食事を取ると、マウスピースが変形したり破損する恐れがあります。
また、マウスピースを外さずに食事をすると、マウスピースへの着色や食べ物の付着が発生し、衛生面で問題が生じます。
食事の際は、必ずマウスピースを取り外してください。食後は歯を磨き、口内を清潔に保ってからマウスピースを再度装着しましょう。
この一連の流れは少々手間がかかるかもしれませんが、マウスピース型矯正治療では重要な日常習慣です。
マウスピース装着中に避けるべき飲み物はなんですか?
マウスピース(デザイン矯正)を装着しているときに飲むことが推奨されるのは「水」だけです。
その他の飲み物、特にお茶、コーヒー、ワインはマウスピースの着色の原因になります。
また、清涼飲料水や甘い飲み物は虫歯を引き起こす可能性がありますし、熱い飲み物はマウスピースの変形を招くおそれがあります。
スポーツドリンクにも注意が必要です。
その含まれる糖分や酸は虫歯のリスクを高めるため、通常の生活においては、スポーツドリンクを摂取する際はマウスピースを外し、水分補給は水で行うことが理想的です。
しかし、日常生活でお茶やコーヒーを完全に避けるのは難しい場合があります。
そのような状況では、なるべく冷たく、甘くない飲み物を選ぶことをお勧めします。
マウスピースの交換直前なら、少しの着色を気にせずに飲むことも可能です。
ただし、虫歯リスクの高い甘い飲み物は避けるようにしましょう。
マウスピースは取り外して清掃できるため、装着していないときの飲食には制限がありません。
間食や無意識の食べ過ぎを防ぐ効果もあるので、歯を健康に保ちつつ、マウスピース生活を楽しむことができます。
マウスピースを装着したまま運動しても問題ありませんか?
マウスピース型矯正の特徴として、スポーツやワークアウトなどのアクティビティ時にも装着ができることがあります。
ボディコンタクトやボールを扱うスポーツであっても、マウスピースの場合はお口の中を傷つける心配が少なく、患者さまの歯列に合った作りなので、スポーツ用のマウスピースの代用としても機能します。
ただ、あまりに強いかみしめがある場合にはマウスピースの破損につながるので、お気をつけください。
就寝時もマウスピースをつける必要がありますか?
はい、おやすみの間もマウスピースを装着してください。
マウスピースは1日20時間以上の装着が必要となります。
食事の際を除き、できるだけ長く装着することで歯の動きが早まります。
型を取ってからマウスピースができるまではどれくらいの時間がかかりますか?
この期間をできるだけ早くしたいと考えていますが、現在マウスピース型矯正(インビザライン)は全てマウスピースをメーカーに発注する形で製造を行っています。
ISO取得の海外の専門工場にて製造のうえクリニックに届くのは型取り後およそ1ヶ月〜2ヶ月となります。
マウスピースが口の中で破損してしまうことはありますか?
普段の生活では稀ですが、強い力が加わるとマウスピースが壊れてしまうことがあります。
マウスピースをしたまま、何かを強くかみしめてしまうと、破損の恐れがあるので、食事の際はもちろん外していただきます。
そのほか、スポーツを行う際なども、マウスピースを装着したままで問題はございませんが、あまりにも強くかみしめる、という方はご相談ください。
噛み合わせが悪いのはマウスピース型矯正で治療できませんか?
基本的にはマウスピース型矯正でもかみ合わせの治療は可能です。
以前のマウスピース型矯正ですと、ごく軽い症状にしか対応していませんでしたが、当院の採用しているマウスピース型矯正(インビザライン)は歯のコントロールに優れ、さまざまな不正咬合に対応できるようになってきました。
セラミックの被せ物があってもマウスピースの矯正はできますか?
はい、金属やセラミックの被せ物・詰め物があってもマウスピース型矯正はできます。
むしろ、被せ物があるとブラケットを接着しても取れやすいことがあり、そうした心配のないマウスピース型矯正はおすすめの方法です。
金属アレルギーが心配です。マウスピースに金属は含まれてますか?
デザイン矯正のマウスピースには金属は含まれていません。
ポリウレタン製の薄く比較的柔らかい素材を用いているので、金属アレルギーの方にも問題なく使用いただけます。
部分的な矯正でもマウスピース型矯正の方が良いのでしょうか?
部分的な矯正はマルチブラケットによる治療・マウスピースによる治療のどちらでも可能です。
ワイヤーとブラケットを用いた矯正方法(マルチブラケット矯正)ですと、部分矯正の場合には前歯の数本にブラケットをつけるのみ。
裏側に付ける場合はほとんど目立ちません。
マウスピース型矯正では、部分矯正であっても、歯列全体を覆うようなマウスピースになりますが、透明でめだたず取り外しも可能です。
部分的な矯正治療であれば、裏側矯正もマウスピース型矯正も治療面ではさほど違いはありません。
治療費用も同等ですので、患者さまの希望、ライフスタイルなどに合わせてお選びください。
マウスピースのお手入れは特別な器具や洗浄剤が必要ですか?
基本的に、毎日お水かぬるま湯で洗うお手入れで問題ありません。
気になる方は、マウスピース専用の洗浄剤がございますので、そちらをお使いください。
口が大きくないので、マウスピースを取り外すときに苦しくならないか不安です。
マウスピースの着脱は慣れないうちは多少難しいかもしれません。
お口が小さめ、とのことですが、マウスピースを斜めにしながら入れることで入れやすくなるかと思います。
マウスピースは患者さまの歯並びに合わせたオーダーメイドのものですので、お口の中に入ってからは大きさの問題はそれほどありません。
マウスピースを紛失してしまいました。作り直しは可能でしょうか?
マウスピースを破損・紛失した際は作り直しが可能です。
何番目のマウスピースを無くしてしまったかお伝えください。患者さまの治療データは保管されていますので、新たに型取りを行うことなく、作り直しが可能です。
ただ、新しいマウスピースが到着するまでに多少時間がかかります。
新しいマウスピースの完成を待つ間は、一つ前のマウスピースを装着いただき、その時点までの歯並びが保たれるようにします。
マウスピースの交換はおよそ10日に1回のペースなので、次の交換までの日数・歯の動きを見て、問題がなさそうであれば次のマウスピースに進む場合もあります。
子供の矯正でもマウスピース型矯正(インビザライン)は使用できますか
マウスピース型矯正(インビザライン)には子供の矯正に特化した小児用マウスピース型矯正(インビザラインティーン)というシステムが存在します。
大人のマウスピース型矯正と同様マウスピースにより歯を動かしていく点は同様ですが、
成長期であるお子さまの歯について最大限に考慮した矯正システム・装置です。
お父さま・お母さまがお子さまの装着時間を管理できるようなインジゲーターも付いており、
安心してご使用いただけます。
運動中にマウスピースを装着しても大丈夫ですか?
スポーツやエクササイズ中のマウスピース型矯正装置の装着は一般的に問題ありません。
ボディコンタクトスポーツやボールを使用するスポーツでも、口内を傷つけるリスクが低く、歯列に合わせたデザインのため、スポーツ用マウスピースの代わりとしても機能します。
ただし、強く噛むと破損の可能性があるので注意が必要です。
就寝時にマウスピースは必要ですか?
はい、睡眠中もマウスピースを装着する必要があります。
1日20時間以上の装着が推奨されており、食事時を除くほとんどの時間での装着が望ましいです。これにより歯の動きが効率的に進行します。
マウスピースが完成するまでの期間は?
現在のマウスピース型矯正(インビザライン)はメーカーでの製造を要するため、型取り後の納期は約1ヶ月から2ヶ月となります。
この期間は海外の専門工場での製造工程に依存します。
マウスピースが破損することはある?
日常生活でのマウスピース破損は稀ですが、何かを強く噛むと破損する可能性があります。
食事中やスポーツをする際は特に注意が必要で、問題が発生しそうな場合は相談が推奨されます。
不正咬合はマウスピース型矯正で治療可能?
基本的には、マウスピース型矯正でも不正咬合の治療が可能です。
当院が使用するインビザラインは歯のコントロールに優れ、多様な咬合問題に対応しています。
被せ物や詰め物があっても矯正は可能?
はい、金属やセラミックの被せ物や詰め物がある場合でも、マウスピース型矯正は実施可能です。
被せ物がある場合、従来のブラケット矯正よりマウスピース型矯正の方が推奨されます。
マウスピースに金属は含まれている?
インビザラインのマウスピースには金属は含まれていません。
ポリウレタン製の薄く柔らかい素材を使用しており、金属アレルギーの心配はありません。
部分矯正にマウスピース型矯正は適している?
部分矯正には、マルチブラケット矯正とマウスピース型矯正のどちらも適しています。
マウスピース型矯正は透明で目立たないため、患者様のライフスタイルや希望に応じて選択可能です。
マウスピースのお手入れ方法は?
日々のお手入れは水かぬるま湯での洗浄で十分です。
さらに気になる方は、マウスピース専用の洗浄剤を使用することもできます。
マウスピースを紛失した場合、作り直しは可能?
はい、マウスピースの破損や紛失の場合でも作り直しが可能です。
患者様の治療データは保存されているため、新しいマウスピースを迅速に製作できます。
子供の矯正にマウスピース型矯正は使用できる?
子供向けのマウスピース型矯正(インビザラインティーン)は、成長期の子供の歯に配慮した矯正システムです。
親御さんが装着時間を管理しやすいデザインが特徴です。