こんにちは(^^)/
天神歯科・矯正歯科です(*^^*)
顎の骨格は、形状も大きさも人によって異なりますが、顎の大きさは、歯並びや噛み合わせに密接に関係しています。
小さい顎に大きな歯が生えてくると、歯が正常に生えるためのスペースが狭くなり、歯の重なりや出っ歯になるなどの噛み合わせの問題が起こるケースが多くあります。
今回は、小さい顎が噛み合わせや歯並びにどのように影響するのかを詳しく解説し、歯列のトラブルを予防・改善するための方法についてもご紹介します(^^)/
目次
顎のスペースと歯並びの関係
顎が小さくなる原因
遺伝
骨格は遺伝の影響を受けることが少なくありません。
声や顔つきが似るように親や祖父母の骨格の特徴が子どもにも受け継がれる可能性があります。
このような遺伝的な要因によって、顎が小さくなると歯が並ぶスペースが不足し、歯並びの乱れや噛み合わせの問題が起こるリスクが高まります。
食習慣による噛む回数の減少
毎日の食事で、すぐに飲み込めるような柔らかい食べ物ばかりを食べていると、噛む回数が少なくなり、顎が発達しづらくなります(-_-;)
さらに、顎の骨格は10歳頃までに成長し、成人する頃には発達が終わります。
そのため、顎の成長が進みやすい成長期にしっかりと噛んで顎や筋肉を使う習慣を意識することが大切です!
悪習癖
悪い癖や習慣が長期間にわたって続くと、顎の成長に悪影響を及ぼすことがあります。
特に、指しゃぶりや舌を前に押し出す癖、頬杖をつく、口呼吸などは顎の発達を妨げる代表的な要因です。
こうした成長期の問題を見逃すと、大人になってから矯正治療や外科的な処置が必要になる場合もあります。
特に、小さい顎は歯が正しい位置に並びにくく、噛み合わせの問題を引き起こします。
小さい顎により生じる影響
①歯並びの乱れ
歯が重なり合う歯並びの凸凹や、上の歯が前に突出する出っ歯などが生じやすくなります。
さらに歯並びが悪化すると、噛み合わせにも問題が起こり、食べ物をしっかり咀嚼する機能が低下することや、
一部の歯が極端に磨耗してしまい、歯の寿命が短くなることがあります(;´・ω・)
②顎関節症のリスク
噛み合わせが悪くなることで、顎関節に余分な負担がかかり、顎関節症を引き起こす場合もあります。
これにより、顎の痛みや、口の開閉時の「カクカク」「ジャリジャリ」と音がするなどの症状が現れることがあります。
顎関節症を放置して症状が悪化すると、口を開けづらくなるほか、肩こりや頭痛が生じるなど、生活に支障が出る可能性が高まります。
➂呼吸や発声への影響
舌の収まるスペースが狭くなり、口呼吸になりやすくなります。
口呼吸は鼻呼吸と比べて気道が狭まり、酸素の取り込みが低下するため、睡眠時無呼吸症候群のリスクを高めます。
さらに、舌の位置が不安定になることで発音が不明瞭になりやすくなることがあります。
④全身への影響
歯が並ぶための幅が足りず、噛み合わせが悪化することにより、十分に咀嚼できず、食べ物の消化不良や栄養の吸収が低下する恐れがあります。
さらに、顎や歯に負担がかかることで、体のバランスが崩れ、頭痛や肩こり、首の痛みなどの不調を引き起こすことがあります。
長期間続くと、症状が慢性化する可能性があります。
起こりやすい歯並び
叢生
歯が前後に重なったり、凸凹した状態を「叢生」と呼びます。
この症状は、顎(歯が並ぶスペース)と歯の大きさの不均衡によって生じることが多く、一般的には「乱ぐい歯」とも呼ばれます。
特に、犬歯が外側に突出している「八重歯」も叢生の一つです。
特に顎の発育が不十分な場合、限られた隙間に歯が密集して生えるため、歯列に重なりや凸凹が生じる可能性が高くなります。
上顎前突(出っ歯)
日本人は、上顎のアーチが狭く、欧米人と比べて縦長になりやすいため、上顎が前に出る「上顎前突(出っ歯)」の状態になりやすい傾向があります。
さらに、下顎の成長が十分に進まず、上顎に対して相対的に小さくなることで、下顎の前歯が通常よりも後方に位置してしまいます。
この結果、上顎の歯が突出したように見え、上顎前突が強調されるケースが多く見られます。
歯並びを守るための改善法
①よく噛んで筋肉を刺激する
食べ物をよく噛むことで咀嚼筋を鍛えることができ、顎の発達を促します!
これにより歯並びのアーチを広げ、歯が綺麗に並ぶ広さを保つことができます。
食事に、りんごや根菜類などの噛み応えのある食べ物を意識的に取り入れることで、咀嚼筋に適切な負荷をかけ、顎の発達を助けます。
特に成長期の子どもさんには、この習慣を身につけさせることで、将来的な歯列の問題を予防することが期待されます(^^)/
また、よく噛む習慣は唾液の分泌を促し、口腔内の健康維持にも効果的です。
②歯列矯正
歯並びの乱れや凸凹が重度の場合には、咀嚼筋を鍛えるだけでは劇的な改善は期待できません。
このような場合では、根本的な改善を目指すために歯列矯正を検討することをおすすめします!
矯正装置を使用して歯を正しい位置に移動させることで、見た目の改善だけでなく噛み合わせの改善も期待できます。
歯列矯正にはワイヤー矯正やマウスピース型矯正などの方法があり、患者様の生活スタイルや症状に応じた選択が可能です。
また、成長期のお子様の場合には、成長段階に応じて顎の成長をサポートする治療を取り入れることができます。
この時期に適切な治療を行うことで、顎の発育を正常に導き、歯が正しい位置に並ぶための十分なスペースを確保できます!
さらに、矯正治療と併せて咀嚼筋を鍛える習慣を取り入れることで、顎や顔全体のバランスが整い、長期的な口腔の健康を維持することに役立ちます(*^^*)
③定期的な歯科検診
顎が小さく歯並びに問題がある場合、かかりつけの歯科医院への定期的な歯科検診を受けることが重要です!
特に成長期のお子様は、歯科医師による早期の診断や適切な指導を受けることで、問題の進行を防ぐことができます。
定期検診では、噛み合わせのチェックや歯の位置の確認、必要に応じた治療計画の提案が行われます。
また、歯列矯正が必要なタイミングや、セルフケアの方法についてもアドバイスを受けられるため、歯並びや顎の成長を効率的にサポートできます(`・ω・´)
顎の成長が終わっている成人の場合でも、定期検診を受けることで噛み合わせの問題が発見されることがあります。
また、必要に応じて矯正治療を検討することも可能です(^^)/
まとめ
顎が小さいと歯並びにさまざまな悪影響を与える可能性があります。
小さい頃からの生活習慣や食生活の改善、早期の矯正治療が、顎の健康と歯並びを整える鍵となります。
特に成長期は顎の発達にとって重要な時期です。
日頃から意識して顎の成長をサポートする習慣を身につけ、健康で美しい歯並びを維持しましょう。
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