こんにちは!
天神歯科・矯正歯科です(^o^)/
矯正治療を検討する際に、矯正方法の選択で迷われる方は少なくありません。
歯並びや噛み合わせの状態に応じて、最適な方法を選ぶことが大切です!
今回は部分矯正と全体矯正の違い、それぞれの特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説します(*’ω’*)
目次
部分矯正(MTM)とは?
部分矯正は、歯科ではMTM(マイナー・トゥース・ムーブメント)と呼ぶこともあります。
この矯正方法は、歯並びが全体的に悪くない場合や、一部の歯の重なりや凸凹、小さな歯とはの間の隙間などの問題がある場合に有効な矯正治療です。
矯正装置を特定の部分のみに使用し、必要な歯を動かして理想的な位置に調整します。
治療期間が比較的短く、コストが抑えられる点が魅力です。
しかし、治療できる範囲が限られているため、全体的な噛み合わせが崩れている場合には向いていません。
歯の側面を削るIPRについて
歯を並べるスペースが少ない場合はIPR(Interproximal Enamel Reduction)を行うことがあります。
IPR(Interproximal Reduction)は、矯正治療で歯と歯の間のエナメル質を少しだけ削る処置のことです(´・∀・`)ヘー
「ディスキング」とも呼ばれるこの方法は、歯を動かすスペースを確保するために行われます。
削る量は非常に少なく、通常は0.1〜0.25mm程度で、歯の側面のエナメル質は1.0〜1.5mmあり、歯の健康や機能に影響を与えない範囲内で行われます。
部分矯正プランと種類について
当院では、以下の3つのプランがあります。
- 片顎前歯(上または下の前歯、計6本)
- 上下顎前歯(上下それぞれの前歯6本ずつ、計12本)
- 片顎全体(上または下の歯全体、計14本)
当院で部分矯正に使用する装置は以下の通りです。
- 裏側矯正(舌側矯正)
- 表側矯正
- マウスピース矯正
当院では、ほとんどの患者様が目立ちにくい裏側矯正(舌側矯正)を選ばれています。
裏側矯正(舌側矯正)は、矯正装置を歯の裏側に装着するため、外から見るとほとんど見えません。
特に人前での見た目を気にされる方や、仕事で人と接する機会が多い方にとっては、非常に魅力的な選択肢となっています。
全体矯正の期待できる効果
一部の歯の凸凹だけではなく、全体の歯列の乱れや噛み合わせのズレも改善することができます。
全体矯正では、1本1本の歯を精密に動かし、上下の歯並びや顎の位置も考慮しながら奥歯の噛み合わせのバランスも整えるため、
治療期間は1年半から3年程度になることが一般的です。
最終的な仕上がりは、全体の歯並びが整い、咀嚼や発音などの機能的な改善も期待できます!
歯を動かすための抜歯によるスペース確保が可能
全体矯正では、ディスキング(IPR)だけではなく抜歯矯正も可能になります。
これにより不足したスペースをしっかり確保することができ、凸凹の歯を綺麗に並べたり、前歯を大きく下げたりすることができます。
全体的に歯列を整えることができるため、噛み合わせの乱れが改善し、歯の後戻りも起こりにくくなります。
歯並びの不正が強い場合、抜歯矯正を行うことで、仕上がりがより整い、美しい歯列を実現しやすくなる場合があります(*’ω’*)
全体矯正の種類
①表側矯正
歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を取り付け、ワイヤーで歯を動かす一般的な矯正方法です。
表側矯正は、軽度から重度の歯並びの乱れや、噛み合わせの問題まで、様々な症例に対応できます。
口を開けると装置が目立つことがありますが、セラミック製などの目立ちにくいブラケットを選ぶこともできます。
②裏側矯正(舌側矯正)
歯の裏側にブラケットを装着する矯正方法で、外から装置が見えないため、審美性を重視する方に最適です。
ただし、舌が装置に触れることで、最初は違和感を感じることがあり、発音に影響が出る場合もあります。
通常、1〜2週間ほどで装置に慣れることが多く、その後は快適に過ごせるようになります。
慣れてしまえば、適応症例が多く、日常生活での見た目が気にならないため、メリットが多い矯正方法です!
③マウスピース型矯正(インビザライン)
透明なマウスピースを用いて歯を徐々に動かす矯正方法です。
装置が目立たず取り外しができるため、衛生的で日常生活の妨げになりにくい点が大きな魅力です。
ただし、通院回数が少ない分、患者様自身の適切な自己管理が必要となります。
また、複雑な症例には適用が難しい場合もあります(-_-;)
部分矯正と全体矯正の違いと選ぶポイント
部分矯正のメリット
- 部分矯正の治療期間は比較的短く、3ヶ月から1年程度で完了するケースが一般的です。
- 装置の装着も一部分となるため、コストを抑えることができます。
- すきっ歯や歯の重なりの改善など、一部分の軽度の歯列不正を改善することが可能です。
部分矯正のデメリット
- 歯が並ぶためのスペース不足が大きい場合、部分矯正では改善が難しいことがあります。このようなケースでは、全体矯正や抜歯を伴う治療が必要となる場合があります。
- 噛み合わせや歯並びの根本的な解決ができないため、場合によっては治療方法として適さないことがあります。
全体矯正のメリット
- 歯並びと噛み合わせを総合的に改善できます。
- 全体を整えることで、歯列の問題の根本的な解決が可能です。
- 噛み合わせのバランスが整うことで、歯への負担が軽減します。
全体矯正のデメリット
- 全体的な歯の移動が必要になるため、治療期間が長く、通常1年半〜3年程度かかることが一般的です。
- 症状や治療内容に応じてコストが増加することがあります。
自分に合った矯正治療法を選ぶポイント
①軽度の歯並びの問題には部分矯正
噛み合わせに問題が無く、軽い歯並びの凸凹や、わずかなすきっ歯が気になる場合は部分矯正が効果的です!
短期間で手軽に改善したい方に向いています。
②広範囲の歯並びや噛み合わせの改善には全体矯正
歯並びの凸凹が広範囲にわたる場合や、噛み合わせのバランスが崩れている場合、
部分矯正では見た目の改善ができても根本的な問題が解消されないことがあります。
こうしたケースでは、全体矯正を行うことで歯並び全体のバランスを整え、噛み合わせや機能面の改善を図ることが重要です!
その結果、長期的な口腔の健康維持が期待できる治療方法となります。
③歯科医師の診断を受けることが重要
部分矯正で前歯の歯列不正を改善しても、全体の噛み合わせにズレがある場合、後戻りを引き起こすことがあります。
矯正治療は、個々の歯並びや噛み合わせの状態に応じて最適な方法が異なります。
専門の歯科医師による診断を受け、自分に合った治療法を選択することが大切です!
まとめ
患者様の歯並びの凸凹の範囲や噛み合わせの状態によって適切な治療法が変わります。
また、部分矯正と全体矯正では、治療範囲が異なるため、歯並びの状態や治療の目的、予算、そして希望する仕上がりを考慮し、
専門の歯科医師による診断を受けることで、自分に最適な治療法を選ぶことが重要です。
症状によっては、希望する矯正装置や方法では十分な効果や理想的な仕上がりが得られない場合があります(;´・ω・)
治療法の選択においては、専門の歯科医師による診断が重要です。それぞれの矯正法のメリットとデメリットをしっかり理解し、
自分に合った方法を選ぶことで、理想的な歯並びと健康的な噛み合わせを手に入れましょう!
当院では、矯正治療を始める前に、事前のカウンセリングと検査(有料)を受けていただくことで、
個別の状態に合わせた最適な治療プランをご提案いたします(^o^)/
歯並びが気になる場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
ご一読いただき、ありがとうございましたm(__)m
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