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口呼吸と歯並びの関係


こんにちは❣
天神歯科・矯正歯科です🦷✨

今日は口呼吸と歯並びについてお話します。
皆さんは普段、【 呼 吸 】について意識されていますか?

呼吸には、鼻から空気を吸い込む「鼻呼吸(びこきゅう)」と、口から空気を吸い込む「口呼吸(こうこきゅう)」があります。

鼻呼吸と口呼吸

矯正 口呼吸 鼻呼吸

鼻呼吸

鼻は空気中の異物やウイルスを取り除くフィルターの役割をしてくれるので、鼻呼吸をすることで綺麗な空気を肺へ送ることができます。

口呼吸

口呼吸は吸った空気が口の中をそのまま通り抜けていくため、口の中が乾きやすくなります。
口の中が乾くことで、虫歯や歯周病、口臭などの口内トラブルを引き起こします。
また、口呼吸では空気中の異物やウイルス・乾燥した空気が直接肺に送られる為、
のどが痛くなる、風邪をひきやすくなる、などの全身への影響もあります。

口呼吸と歯並びの関係

口呼吸と歯並び・・・一見関係のないように思えますが、実は歯並びと呼吸には深い関わりがあります。
なぜ口呼吸で歯並びが悪くなるのかというと、口まわりの筋肉のバランスが崩れるからです。
口呼吸の場合、お口は常に開いた状態となります。
口が開きっぱなしになっていると、下顎が下がった状態になるため舌の位置も下がります。
舌の位置が下がった状態を【低位舌(ていいぜつ)】と言います。
舌が正しい位置に置かれていないと、口まわりの筋肉のバランスが崩れ口周りの筋肉の発達に影響します。

低位舌 スポット 舌の置き場所

口呼吸が与える影響

では、口呼吸をすることで引き起こすトラブルはどんなことがあるでしょう。

歯並びが悪くなる

歯並びは、外側(頬側)から押す力と内側(舌側)からの押す力のバランスで保たれています。
口呼吸の場合は、口が常に開いている状態になるためこのバランスが崩れます。
バランスが崩れることで歯並びへ影響し、不正咬合へと繋がるのです。

矯正 歯並び ガタガタ デコボコ

正常な歯列において、舌は上顎歯列の中に収まっており、外側(頬側)からの力と内側(舌側)からの力によって歯列を支えています。
しかし、口呼吸をすると舌が上顎から離れるため、外側(頬側)からかかる力により上顎歯列が内側に押され狭くなり、叢生や歯列の乱れが生じます。

また、口呼吸をする人は寝ている時も口が開いているため、仰向けで寝ると下顎や舌が下がります。
下顎や舌が下がることでイビキや無呼吸などの睡眠障害につながります。
それを避けるために、自然とうつ伏せや横向きの睡眠姿勢をとるようになります。
うつ伏せや横向きの姿勢を取ると、外側から内側(頬っぺた側から中に)にかかる力によって、叢生や歯列の乱れが生じやすくなります。

叢生 うつ伏せ 矯正

歯列矯正の「後戻り」の原因になる

口呼吸をしている時、舌は下の前歯に触れていませんか?
舌癖(ぜつへき)が原因で歯並びが悪くなった場合、歯列矯正を行っても、治療中の動きに影響したり、後戻りすることがあります。
舌で前歯を押す力によって歯に余計な力が加わってしまい、歯列矯正の妨げになるからです。

舌の正しい置き位置

舌は通常『スポット』と呼ばれる場所に置きます。
上顎を舌で舐めると、へこんだ部分があることが分かりますか?
この場所を「スポット」といいます。
スポットに舌を当てるように置くのが舌の正しい置き位置になります。
スポットに置いていない舌は前歯に触れやすくなり、出っ歯や開口の原因になる為意識するようにしましょう!
また、舌の位置が正しくない場合歯並びだけではなく、滑舌やお顔への影響もあります。

矯正 スポット 舌の置き場所

滑舌が悪くなる

舌の筋力が衰えることで滑舌にも影響があります。
舌の置き場所を意識することで話しやすくなることもあるので滑舌が気になる人は意識してみてください。

顔のゆがみやたるみが起こる

舌を正しい位置でキープできない理由の1つとして、舌周りの筋肉が緩んでいることが考えられます。
舌周りの筋肉が弱ってしまうと顔の筋肉のバランスが崩れ、顔のゆがみやたるみが起こることもあります。
舌を正しい位置に置き、呼吸を意識することで口元のたるみを予防することができます。

口呼吸をすることで、歯並びだけではなく様々な影響があることが分かったかと思います。
呼吸や舌の置き位置を意識することで、口内トラブル、口元のゆがみ、風邪予防にもつながるので、意識するようにしましょう。

口呼吸をしているかも・・・、昔は歯並びがよかったのにだんだん悪くなってきた気がする・・・、舌癖があるかも・・・など
お悩みや不安なことがあれば、ぜひ当院の無料カウンセリングにお越し下さい!

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